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テクノ・ライフ  作者: カリンカ
5/18

━サーチ・ライフ━

「━で、どうするよ?」

「どうする、って?」

「恐らくはこの森に居るんだろうが…あまりにも情報が無さすぎるからよ。手分けして探すか?」

「でも、それで片方がその娘を見つけられたとしても、連絡手段がないんじゃ…」

「そうなんだよな、それじゃ結局解決しない。お互いの位置がピンポイントで分かる、とかなら良いんだけどな…仮にお前がそういう能力を持っていて、俺に連絡ができたとしても、俺からお前に連絡できないんじゃ何の意味もありゃしない」

「うーん…だったら、二人で一緒に探したほうが良いんだろうけど、それだと効率が…どうしたものかしら」

「まぁ、歩きながら考えるか…」


二人は左右を見回しながら歩く。時には茂みの中の方まで掻き分けながら、慎重に。

やがて、二人は大きな崖に突き当たった。見下ろすと、かなり低いところに木々が作り出す深い緑色が見える。

「随分でかい崖だな…しゃーねぇ、とりあえず引き返して…ん?」

ブラックが、何かに気付く。

「どうしたの?」

「ここ…見てみろよ」

ブラックは、崖の切っ先を指差す。その先は、変に欠けている。まるで、ついさっき崩れたようだ。

「これが、どうかしたの?」

「多分…そうだな、2~3日くらい前に崩れてる。崩れ方からして、ここを崩した奴はそんなに重くない」

「ち、ちょっと?何が言いたいのよ」

「…ブライト」

「何よ」

「降りるぞ」

「…え?降り…え?」

「お前のその羽は飾りもんか?」

「マジで言ってるの?それ…」

「たりめーだ、俺の考えが合ってりゃ…とにかく、手ぇ貸せ」

「しょうがないわね…んじゃ、あたしの手、しっかり握っておいてね」

ブラックはブライトの手を強く握る。同時に、ブライトは崖から飛び出した。

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