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早く帰りたい
「本当に、この写真、
見覚えありませんか?」
戻ってきた刑事は、
再度、写真を私に見せた。
ナニ ?
カエシテ クレルンジャ ナイノ ?
まさかとは思いながらも、
もし、長引いた時の事を考え、
かなり言葉は選んできた。
ナンダカ イヤナ ヨカンガ スル
「私は、少しここを離れますから、
その間、しっかり見て思い出して下さい。」
刑事は、少々、慌てた様子で部屋をでた。
もう一度、よく見ろと言われても。。。
何度見ても、ジーパンくらいしか
夫のものである可能性のものはない。
いや、こんなジーパンどこにでもある。
その前に夫にコンビニ強盗なんか、
やれるわけがない。
あぁ、いい加減にしてほしい。
いったいどれだけ待たせるの?
それとも、やっぱり、
私や夫が『はい。』
と、言うまでここに置く気?
ケイサツ ナンテ ダイキライ
写真を眺めながら、
ふうっ。。。っと、大きくため息をつく。
「キャハハハハ! マァマ、マァマ!」
。。。こっちの気持ちも知らないで、
ノンキなものね。
翔太が、にこやか笑いながら、
部屋の中を珍しげにいろいろ触りながら
走り出す。
「コラコラ、騒がないの!
ここは、遊ぶ場所じゃないのよ。」
。。。って言っても、
飽きちゃうよね。
ママも早く帰りたいよ。




