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加害者の家族  作者: Nagare〆
疑い
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お昼ごはん

いくら強がったところで、

恐怖心が消えるはずもなく。。。


身体の震えは止まらない。



ケイサツ ニ ツレテイカレル ?



頭の中がぐじゃぐじゃのまま、

家を出る。



夫には、2、3人の警察官が

一緒だった気がしたけれど、

外に出ると、既にパトカーは無く、

普通の車が一台あるだけだった。


「どうぞ。」


刑事は、車の後ろのドアを開ける。



乗ればいいんでしょ。乗れば。



私と息子が車に乗ると

助手席にもう一人の男性が乗り込んだ。



やっぱり疑われているんだ。



悪あがきしたところで、

何の力も無いことを思い知る。



あぁ、どうして

こんなことになってしまったの?



車が走りだし、家を離れていく。


家が遠くなるにしたがって、

また、気持ちが墜ちていく。


ダメ、弱気になったら。。。


何度、気を強く持とうとしても、

手の震えは止まらない。


どんなに平静を装ったところで、

きっと、顔は青ざめているんだろう。



プルルル。。。 プルルル。。。


助手席の刑事?の携帯がなる。


「はい、わかりました。」


刑事達は、何か小声で話をしていたけれど、

何を言っているのかは、わからなかった。



やがて車が止まり、

「一緒に降りてもらえますか?」

と、刑事に言われると、

そこは、よく行くコンビニだった。


「もうすぐお昼ですし、

お弁当を買って行きましょう。

息子もさんにもお菓子や飲み物が、

あった方がいいでしょう?」



そう。カツ丼は出さないつもり?

自分で買えっていうのね!



こんな時に何を思っているんだか。

かんぜんに頭がおかしくなってるらしい。


もう絶対に弱気になんかならない。


私が しっかりしなきゃ。



もっと堂々としなきゃ。

何もしていないんだから。


夫だって、

コンビニ強盗なんかやってるわけない。



あの気弱な人が できるわけない。










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