ナニガ オキタノ ?
ピンポーン
再び、玄関のチャイムが鳴る。
ピンポーン
恐る恐る、覗き穴を覗く。
「中田さん。警察です。
大丈夫ですから出てきてください。」
まだ、震えが止まらない。
やっとの思いでドアを開ける。
「中でお話ししたいのですが、
よろしいですか?」
「。。。はい、どうぞ。」
そう答えると、
警察官と一緒に覗き穴の外にいた男性達が、
一緒に家にあがってきた。
「実は、私達も警察のものなんです。」
そう言って警察手帳を見せてくれたけれど、
本物かどうかなどわかるわけもなかった。
ただ、ここには、さっきの110番通報で
駆けつけてくれた警察官もいるわけだし、
多分、間違いではないだろう。
それにしても、何しにきたの?
「ところで、ダンナさんの、
中田 智幸さんは、いらっしゃいますか?」
ドキドキドキ 。。。
ドキドキドキ。。。
警察の言葉に
顔が青ざめて行くのがわかる。
ドキドキドキ ドキドキドキ 。。。。。。
「実は、ある事件について
お尋ねしたい事があるんですよ。」
ドキドキドキ ドキドキドキ 。。。。。。
「家に、いらっしゃいますよね。」
ドキドキドキ ドキドキドキ
ドキドキドキ ドキドキドキ
。。。。。。。。。 いや。
ドキドキドキ ドキドキドキ
ドキドキドキ ドキドキドキ
。。。。。。。。。 いや!
「帰って ! 帰って ! 帰って !」
ポロポロ ポロポロ ポロポロ
ポロポロ ポロポロ ポロポロ
なぜ ?
なぜ、私は、泣いているの ?
なぜ ?
何が そんなに悲しいの ?
頭の中が ぐじゃぐじゃと音をたてて、
腐っていくような気がしながら、
まるで自分を制御できない狂人のように
「いやぁぁぁぁぁっ !
帰って! 帰って! 帰ってぇぇぇっ!」
私は、頭を抱えながら、
大きな声をあげて泣き崩れた。




