アヤシイ オトコ タチ
玄関の覗き穴から外を見ると、
見たことのない男性が3人ほどいた。
なぜかわからないけれど、
『マズイ』と、瞬時に思った。
私は、慌てて居間に戻ると、
カーテン越しにこちらの姿が見えないように
隠れながら外を見た。
あぁ。。。 ダメだ。
外には車が数台、止まっていて、
他にも 4、5人 男性の姿がある。
「どうした?」
ただならぬ私の様子に、
夫は、心配そうに声をかける。
「。。。外に、変な人達が。」
今にも泣き出しそうな私の頭を、
まるで小さな子供をなだめるように、
優しく撫で、外を見る夫。
「。。。。。。本当だ。」
ピンポーン 。。。
また、呼び出し音が鳴る。
「。。。でてみよう。」
夫が玄関へ行こうとする。
「ダメ !」
とっさに止める私。
「。。。。。。」
「きっと、きっと
。。。ね、新手の詐欺かも。」
自分でも何を言っているのかわからない。
「今、警察に電話して確かめるから、
それからにして。」
私は、震えながらスマホを手に取り、
110番通報をする。
「もしもし。。。
あの。。。玄関のチャイムがなったので、
でようと覗き穴から見たら、
見たことのない男性が3人程見えて、
外にも沢山の男の人達がいて
家の回りを囲まれているみたいなんですけど。
来て頂けませんか?。」
自分でも何をやっているのかわからない。
「。。。。なんだって?」
いつも通り、冷静な夫。
「。。。今 来てくれるって。」




