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加害者の家族  作者: Nagare〆
大切なもの
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お金持ち

車は、私達の命を救ってくれた代わりに

見るも無惨な事に。。。


当然ながら廃車となった。


「車。。。どうしようかぁ。」


交通網の豊かな

都会暮らしならまだしも、

私達、家族の住むこの街で、

車が無いというのは、

とても不自由な事だった。


「あっ、その事だけど。。。」


夫の話では、今回の事故の原因となった

亡くなった方の遺族である息子さんが、

代わりに新車を弁償してくれるとの事。


「東京で大きな会社やってるらしくて、

お金持ちらしい。。。

欲しい車、言ってくれだって。」


「欲しい車って

。。。ベンツでもいいの?」


「特に値段制限も無しに言われても

困るよなぁ。。。で! 何にする?」


「何って。。。前に乗ってた車と

一緒でいいんじゃない?

まさか。。。

本気でベンツって言おうとしてた?」


「あはははは。

さすがにそれはないけど。 。。。。。。」


「何?」


「いや。。。

あるとこにはあるんだなって思って」


夫は、今回の事故でケガをしたことで、

仕事を続けられなくなった。

どんな経緯でそうなったのかは、

なぜか詳しく話してくれない。


ただ、あまりしつこく聞くと、

例のイライラした雰囲気になるので、

強くは聞けなかった。


「ホント、すごいよな。。。

車以外にも結構な金額のお金を貰ったから、

ケガが治るまで生活に問題なさそうだよ。」



喜ぶべきか?


今回の事故で車と夫の職を失った我が家は、

何故か、事故前以上に

豊かに暮らせそうな状況となった。


まぁ、でも、少しでも早く夫には、

次の職場をみつけてもらわなければ。。。


いや、先ずはケガを治してもらわないとね。











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