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加害者の家族  作者: Nagare〆
大切なもの
20/64

デート

いつもより少し早めに帰宅した夫と

息子の3人でお出かけ。

休みの日以外で

出かけるのなんて久しぶり。


いつもより丁寧に化粧をして、

着ていく服を選ぶ。


おでかけするのに気合いを入れて

服を選ぶなんて久しぶり。

でも、いざ、

オシャレをしようと思っても、

仕事を辞めてから新しく購入した服は、

家着ばかり。

よく考えてみると、ここ3年ほど

オシャレなんてしてない気がする。


ちょっと古くさいかな?


などと思いながら、

しばらく着ていなかった

お気に入りのワンピースを着てみる。



。。。。。。



まぁ、こうなるよね。


出産後、少しふとったし。。。


それに3年前の服だもの。

何だか少し古くさい。

ワンピースは諦めて

何とか他の服を使ってコーディネート。



「あれ?あのワンピースは着ないの?」


夫も私が、

気に入っていたワンピースの事は知っていた。


「あはははは。ふとっちゃったから。」


笑って答えると、


「そうかぁ。。。

しばらく、まともに服も買ってなかったよな。

今日、買ってやるよ。」


「えっ?いいよ。今日の夕食だけで充分。

後は、自分の事に使って。」


「いや。俺がこんなこと言うの、

次はいつになるかわからないよ。

買ってやりたいんだよ。」


珍しく譲らない夫。

相変わらず朝同様、機嫌がいいし、

ここは甘えておこうかな。


この日、決して高価なものではないけれど、

久しぶりに

新しいワンピースと鞄と靴を新調した。

全て夫が買ってくれたもの。


食事は、前に私が

『たまに、コース料理が食べたい』

と、言った言葉を覚えてくれていたらしく、


「イタリアンあたりにしたかったけれど、

子連れじゃ落ち着かないから中華で我慢して。」


と、個室で予約していてくれていた。


まるで結婚する前みたい。



。。。でも、なんだろう?

ソワソワした感じ。


まさか、これを最後に、

いなくなったりなんかしないよね。



お願い。

贅沢なんて出来なくてもいい。


ずっと私のそばにいて。


私を一人にしないで。










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