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加害者の家族  作者: Nagare〆
大切なもの
19/64

宝くじ

朝、何処へ出かけていたのか?



寝ていたふりをした以上、

コンビニに行っていたと言う夫の言葉に、

それ以上、効くことも出来ず。。。


でも、ただ、

帰ってきてくれた事が嬉しかった。



たまに一人になりたい時って

誰にでもあるよね



私は、何が不安なのだろう?

夫は、いつもと変わらず優しい。



このドリンク、

前にもお店で見かけたけれど、

働いていた頃みたいに

新商品を見つけては

購入していたらダメだと

我慢したものだった。


確か、この時、夫も一緒にいて、


「買えばいいよ」


と、すすめてくれた。


でも、

1度はドリンクを手にしたものの、

無駄遣いはやめようと

棚に戻したドリンク。


覚えていてくれたんだなぁ。


そういえば今年の私の誕生日にも、

少ないお小遣いしか渡していないのに、

お花とケーキを買ってきてくれたんだった。


私には、もったいないくらい優しい人。



ここ最近、少し、

イライラしているように見えたけれど、

今日は、

何だかスッキリしているように見える。


「今日、久しぶりに夕食は、外で食べよう。」


「えっ?でも、お金。。。」


私が言いかけると、

次の言葉を遮るように

夫が笑顔で話しだした。


「実は、内緒にしていたけど、

イタズラ半分で買った宝くじが当たってたんだ。

今日は、

俺のおごりだから気にしなくていい。」


夫のこんなに明るい表情を見るのは、

久しぶりな気がする。


まぁ、たまには少しぐらいいいか。







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