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加害者の家族  作者: Nagare〆
大切なもの
17/64

ただの間違い

結局お金は、翌日ではなく、

残高を確認したその日、

夫が帰宅した時、渡してくれた。


「メールを見て驚いたよ。

直ぐに事務に話して調べてもらったら、

今月、入社した人と間違ったらしいんだ。

あり得ないよなぁ。」


いつもと変わらない夫。

いつもの優しい夫。


「びっくりしたよなぁ。

今日は、久しぶりに外で食べようか?

買い物、してないんだろ?」


夫の優しい言葉に、

思わず『うん。』と

言いそうになったけれど、


「ダメ、ダメ。節約しなきゃ。

ゴメンね。今すぐに作るから。」


夫を元気つけるだめに、

ご馳走をつくるつもりだったから

買い物に行こうとしただけで、

買い物にあえて行かなくても

食べるものはあった。


「無理しなくても。。。」


心配する夫に、


「大丈夫、大丈夫。

パパッとつくるから。」


と、笑顔で答える。



最近、本当に情緒不安だ。


どうしてこんな些細な事で

動揺しているんだろう。



大丈夫。

何の問題もない。


お金は、いつも通りある。


仮に半分しか無くても、

夫には内緒だけど結婚前に貯めてた

貯金もあるから問題ない。

いざとなれば、

それを使えばいいだけの話。


夫は、いつもと変わらない。


私の気のせい。



モヤモヤ モヤモヤ モヤモヤ


モヤモヤ モヤモヤ モヤモヤ



あぁ。。。


どうしてこんなに不安なんだろう。














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