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再び集結。そして戦い勃発(ただし一方的)

まだまだ軽いノリの女子高生的な日常?

実は菜緒ちゃんどえす。覚えた。

 後日、再び透の部屋に集まった女3人。

 ただしコタツには布団がなく、すでにただのテーブルとなっていたのを見たゲネスは触角をションボリさせていたりする。

 そんな彼女は放っておいて、クッションに座っている菜緒、そしてベッドで腹ばいで伸びきっているティーネが向き合っていた。

「この前は思わぬ邪魔が入ったわね」

 部屋の主を邪魔呼ばわりする。いい根性だ。

「まったくだよー。ちゃんとノックしてほしいものだよねー」

 にゅふふーと目を細めながら枕を抱きしめ、グリグリ頬ずりをするティーネ。こっちもなかなか、大概である。

 ただ、菜緒が眉を寄せてはいるが、無表情をティーネに向けていた。

「ティーネさん」

「なーにー?」

「お話しするんですから、ちゃんと正座で」

「やーだー。透の匂い堪能中だもんねー」

 枕に顔をうずめる。菜緒が立ち上がったとも知らずに。

 そして菜緒右腕を伸ばし、肘を曲げ――ティーネの腰に肘を落す。

「にょぉぉぉぉぉっ!?」

 唐突で理不尽な暴力にエビぞりで悲鳴を上げるが、それでも枕を抱きしめたままだ。

「痛いよ、なおちー! すぐに暴力に訴えるのはなしだと思うなー!?」

「それなら枕を離しなさい。話はそれからよ」

「やだっ!」

 断固拒否するティーネの上に覆いかぶさり、その脇腹に指を這わせる菜緒。

「にゅひっ」

 薄着のティーネにはなかなか効果が高く、ちょっと指を這わせただけですぐさま反応してくれる。

「さて、どうするかしらね」

 ティーネの肩に顎を乗せ耳元で囁くと、ティーネの背筋にぞくぞくしたモノが走った。

 だがそれでも枕を離そうとしない。

「そう、仕方ないわね」

 何が仕方ないのだろう――菜緒の細く長い指はティーネの脇の下から横腹まで、まんべんなく、それでいて大胆かつ繊細に激しく蠢いてみせる。

「にょほほほほほほほほほほほっほっほほ!」

「ほーら、観念なさい」

「いやほほほほ、にゅ、にゃあははははははっ!」

 枕を抱きかかえているせいでガードもできずにやられ放題、され放題。

 そしてやり放題の菜緒は小さく舌を出して、唇をちょっとだけペロリ。

「楽しくなってきたわ‥‥!」



 いやいや、君ね。

こんな光景も普通ですよネ。普通。

微笑ましくもあり、この場を見たい人も多いかもしれない。そんな光景ですよネ。

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