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2話 転生


 暗い 

 

 寒い、そうか俺は死んだんだったか…


 青年は、少しずつ覚醒し目を覚ます。


 「どこだここ?」


 風に吹かれている。寒い風だ。

 寒い雪の上に。


 まて、自分は死んだのではないのか。


 そもそも、俺が死んだのは東京の交差点のはず‥


 まさか、


 まだ暗い、しかし雪が見える。葉が一つもない森が見える。

 「異世界召喚ってヤツ!!!」

 明らかに東京ではない。

 ここはどこ?私は、疑問に思ったがそれはすぐに吹雪によりその考えは、吹き飛ぶ。

 もし、異世界召喚されたとしてもここで死んだら、意味がない。

 寒い


 手と足の先が赤い。

 まずい。

 「てぇいたイオンしょうのしょうこだ」

 まて、青年はすぐさま自分の手を再び見ると驚くべき事実が露見する。


 「なんだよこれ、、、いくらなんでも酷すぎんだろ」

 青年は、少年となっていた。そして服は別の物で、服はウール製、そして茶色の頭巾、靴はホーズである。中世ヨーロッパの子供が一般的に着てるとする服だ。なんだコレ意味がわからない。なんで?内心混乱しつつとりあえず落ち着く。

 「ふーっつ、、ハー」

 深呼吸して落ち着くと青年もといい少年は、すぐさま必要事項をまとめた。

 

 「まず、暖かい場所と寝床」

 ここがどこか分からないが、せっかく生き返ったのだ。両腕両足、低体温症で腐って切断などまっぴらごめんである。

 私は、周りを見る。

 見かけるのは雪のかかった林、そして地面が少し斜めっている。


 洞窟を探すはこの天気と地形では諦めるしかない。

 雪で特に埋もれている木を一本見つけ雪をその木の周りを囲むよう掘り地面にたどり着くと、土を掘る。小さな釜蔵を作り壁の層を雪、土の順で固める。服は、低体温症になると問題になるので、水がしみ込んでいる服は脱ぐ。

 釜蔵は、雪が断熱材になり熱を遮断し、逆に熱を逃さない。よくスキーで遭難したときに行う方法だ。

 少年は、内心過去手に入れた知識が使えて良かったと安堵する。


 最後に、体が冷えないよう出来るだけ体を動かし、体温を上げる。

 

 寒い


 


 しばらくたつと、だいぶ体温が回復したようで周りに気が配れるようになった。

 だが、それで一件落着とはいかなかった。


 「何だよこれ...」


 笑いたくなった。自分の今いる木を見ると恐怖のサインがあった。


 そこには、鋭く大きな削りあとがあった。それも尋常でない大きさ、傷跡も斧で切ったような深い傷跡がある。

 ここまではっきりと大きい爪痕なら、素人の自分でもわかる。

 相手は、熊だ.......



 ざkっけんんなな!!!!!!!!!!!



 これを一難去ったらまた一難というのだろう。


 出来るだけここから離れなければ、、、

 しかし、彼は逃げる必要がなかった。


 なぜなら、、、

 

 「ぐおお―おーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


 そう判断した瞬間、大きな生命体が怒声を上げて釜蔵を破壊し襲ってきた。限りなく、果てしなく飢えに支配された目で、


 とあるハンターから聞いたことがある。


 冬に熊がいるときは、冬眠のしそこないの熊だ。彼らは危ない。人里に降りて目に付く者すべて食らう。危険だと理解しても彼らは、人すら襲い食らう。

 彼らは、秋に努力を怠った代償で飢えに支配される「運命」を背負わされるのだ。

 だから、彼らは死を恐れない、「運命」を覆せるご飯(エサ)があるのなら。



 クマは腕を振りそれが自分に当たり腕は吹き飛んだように痛む。

 左手からは尋常じゃない痛みが伝わる。骨を直でコンクリートの端っこに当たった痛みを1000倍にしたひどい痛みに襲われ、気を失いかけた。

 「っ_____!    」

 あ、折れた。

 そう自分は判断した。左手の感覚はない。命が流れ出るのを感じる。


 体がダルい。疲れた。痛い。もう嫌だ。諦めたい。もう、いいかなせっかくの2度目の人生だけど、仕方ないもういいかな。

 まぶたが閉じはじめ足から力が抜け始める。


 まてよ、諦める?

 諦めるのか?

 アイツラのように、何もしないで諦めるのか?日本で俺のことを笑ったクズどもと同じになるのか?


 否!!!

 少年の消えかかった目は、再び輝きを取り戻し、今まで以上に輝く。

 

 「俺は死なねぇ、絶対お前を殺す。」


 釜蔵から出てすっかり冷え切っていた血が沸騰しだす。


 熱い、感じるこの高揚感

 目の前の熊の目は、寒さと対象に燃えるような「生」への執着を感じる。

 自分が生きるためにすべてを踏みつぶす生きることの渇望を感じる。そして、その強靭な見た目から恐怖を通り越して絶望しか感じない。

 

 「そうかここでは、奪ってもいいのか。」

 少年は、笑みを顔に浮かべた。

 奪ってもいい、人を気にしなくてもいい。素晴らしい。

 かすかにだけど感じる。高揚感。胸から込み上げるこの熱い感情。

 発散したい!殺したい!


 「死にたくないなら奪わなくては。」

 と少年は、思いと反対の事を言うのであった。そして、見る相対している熊をみて何かを思いつく。


 「あぁ、その毛皮さぞかしあったかいんだろうな」


 単純に欲しい

 温かさを、それが今の俺への報酬だ。

 私がここに適用する第一歩に必要。だから君は私の踏み台になっていただく。

 君だって、そうつもりなんだろ、やるならあられる覚悟はあるでしょう。


 私もその渇望貰う。

 それが、自分の新しい快感になることを願う。



 少年と熊は、初めて戦った。


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