コミュニケーションが苦手なわたしの奥の手…
どうも、どうもどうも。
街中で人がずらりと並んでいたらとりあえず通り過ぎて離れた場所で立ち止まって一生懸命スマホでサーチしまあいっかとスルーしたのち家についてからなんで列にまじらなかったんだと後悔することが珍しくないものです。
本日は、ちまたにあふれる一般人との交流について思うところを書かせていただきますです。よろしければお付き合いくださいな。
このところ、ずいぶん個人が尊重されがちな世の中になってきましたね。
なんていうんでしょう…、一昔前は模範となる人物がいて、それに倣えというか、それを目指すというか、そうあらねばならんみたいな雰囲気がわりかしあって、「お前の気持ち?そんなん知らん!とっとと周りに合わせろよこのすっとこどっこいが!」みたいな、合わせられない人こそが害悪である的なニオイがぷんぷんしていた空気が、「自分はこうだからね、知っといてね!つかアンタ…他人のクセに私を否定するってナニその偉そうな感じ、すっごく失礼なんですけど?!」みたいに変わったなあと、個人的には思います。結局ディスられ傾向なのはまあ、まあまあ、まあ。
大勢の人に混じらなくても許してもらえる安心感?
自分が好きな生き方をしても許されるおおらかさ?
何を言っても許してくれるような優しさ?
個人の自由を否定することは許されない的な厳しい目?
なんとなくの雰囲気なんですけど…、わりとこう、言ったもんがちな空気が漂っているような気がしないでもないんですけど、私だけですかね。
昔は否定されて終わりだったのが、自己主張がまかり通るようになった感がわりとあるんですけど、気のせいですかね。
マイノリティが声を上げ、個性を認められ、ぼちぼち受け入れられるようになり、優しい世の中になれてよかったねと思う反面、結構めんどくさいことになっている部分も気になってしまいましてですね。
個性を認めろというわりには、個性を認めない人を攻撃するじゃん…?みたいなモヤモヤがですね。大多数の人が受け入れている事象を受け入れられない少数民に対して、やけに高圧的に出る人もいるよね…?的な不信感がですね。
個性をたてにして自分の常識をゴリゴリ押し付ける人、わりと少なくないよねえ…と思うんですよ。
……例えるのが難しいんですけれども。
生魚が好きな人が生魚の良さを自由に語るのを、世間一般が許す(わかる)
↓
生魚ってそういうものなんだね、そんな魅力もあるんだね的な認知が広がる(わかる)
↓
じゃあ理解も進んだところでみんなで生魚を愛しましょう(わからない)
こんなに魅力的なのに生魚を受け入れないお前は悪 (わからない)
思っていることを口に出せる人にとっては、気持ち良く暮らせるような世の中に近づいたのかなあという気はするけど、黙ったままの人にとってはキツイ部分が有るように感じてしまう部分がありましてですね。
コミュニケーションというのは、お互いがお互いを尊重しなければ成り立たないと思うのですが…どうも最近の傾向として、ゴリ押しが横行しているように感じてしまう自分がおりましてですね。
私は人に混じる事を尽く自主的に避けるタイプなので、良い人にも悪い人にもあまり出会う機会が少ないがゆえの傾向なのかもしれませんけど、どうもこう…強気な人に負けがちというか、なんかやたらと押し付けられるというか。なんていうんですかね、コミュニケーションってのは、こうも一方的に投げつけられるものだったかな…みたいに、げっそりする場面が増えたんですよ。
会話で勝ち負けなんか決めたくないのに、どうもマウンティングされがちというか。
話を聞いてああそうなんだ、へえ…で終わらせてもらえないというか。
はじめは個人の嗜好を聞いて、そういう好みもあるんだね、ふむふむ、あい分かった!という流れだったのに、なんか同じ嗜好に染まらないと白い目を向けられるような。
世間一般の常識ではなく、個人の意見を尊重するのが常識なんだと説教されるような。
自分の過去は語るくせに、こっちが過去を語りだすと途端に塩になるとか…。
自分の考えは盛大に語りまくるくせに、こっちの考えは一切聞く耳持たずとか…。
自分のマイノリティを認めろと詰め寄るくせに、こっちのマイノリティは認めないと言い切るとか…。
コミュニケーションではなくて、ただのうっぷん晴らしじゃないの?みたいな…。
もともとコミュニケーション全般に苦手意識を持っていて、常に遠巻きに観察していたからか…どうもうまいかわし方が分かりませんで、しょっちゅうおかしなことに巻き込まれてはへこんだり憤ったりムカついたり落ち込んだり激昂したり途方にくれたり泥沼にハマったりパニクったりやらかしたりする私がおりましてですね。しかもそこに忖度癖が顔を出しまくり、なんかもう自分の本音はどこに行ってしまったんだ的な展開が往々にしてありましてですね。
いつまでもザコ認定されっぱなしなのもなあ、たまには言い返しとかないとなあ、ちょろいやつだと思われっぱなしなのにも嫌気がさしてきたしなあ、笑われっぱなしも悪くないけどバカにされるのは違うよなあ、ここらで一発かましとかないとダメかな、でもおかしな噂になるのも困るな、とはいえもうすでに怪しい人という認識が広まっているわけで…よしやるか、いやしかし……。
……。
ダメだ…、年期の入ったコミュ障に、直接対決するだけの気力は、ない!!
かくなるうえは!!!
自分のできることをして、心行くまで、気晴らしをするしか―――!!!
という事で、現実世界で黙ってへらへらしているパッとしない一般人に猛攻撃をしてスッキリしている人、もしかしたらトンデモねえ設定で主人公にされて、創作界隈でボコボコにされてるかもしれませんよという恐ろしいお話でした、ハイ。
もちろん素晴らしい人や魅力的な人もたくさんいらっしゃるわけですが、どうにもこうにも悪い印象の出来事が記憶に残りやすいのが何とも残念でなりませんなあ…。