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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
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chapter 81 爆進

ご愛読ありがとうございます

 まずはスライム、ヒツジダンジョンをクリアする。別に最速クリアをして無理にガチャを引かなくてもいいので、最速クリアは他のギルドに譲る事にした。

 僕達はみんなが競って攻略する中、のんびりと後からダンジョンに入って久しぶりのパーティーを楽しんだ。


 僕、フェン、スノウが後衛でミンフィーはサポーター役。

 前衛はクルミ、シャバニさん、ティアナ、ニャンタだ。

 中衛に栞さん、アイリス、ザリウスだ。


 クルミが斥候役でダンジョンを進んで行く。時折、みんなからアドバイスを貰っているよ。

 急いでいないから迷ってもいいし、失敗して敵に見つかってもいい。とにかく経験を積む事が大事だからね。


 クルミの武器はレイピアだ。シーフがよく使う短剣では小柄で力が劣るクルミには不利と判断したそうだ。レイピアなら細長いから間合いも長いし、軽いから扱いやすい。

 それに小型のバックラーという盾を装備しているね。背には小型の弓も背負っている。服は真っ黒だ。黒色の皮の防具を装備している。


 Dクラスに上がる条件が発表された。Eクラスダンジョンで全ての名前付をギルドメンバーのみで倒す事が条件だ。


 元のDクラスダンジョンはヒツジダンジョンの様に1箇所に統合されていた。そこから各ボスに挑戦出来る。


 僕達は急いでいないにも関わらず、ほとんどの元Dクラスのボスを最速クリアしてしまった。


 原因は分かっている。今まで依頼すれば蘇生が得られたのに、それがほぼ無理になってしまったからだ。

 どのギルドも必死にダンジョンに挑んでいるのに、他のギルドの為に貴重なビショップを派遣するのは無理だよね。


 元Eクラスのボスは譲ったけど、元Dクラスのボスは自然に実力のある僕達が最速クリアになった。


 ギルド『レザムールズ』が一気に有名になっちゃった!


 例のアナウンスがダンジョンに流れるからね!


 何故かギルド名までアナウンスされるのでコソコソ出来なくなっちゃったし!


 当然、最速でDクラスへの昇格を決めてCクラスに挑戦している。でも、急ぐ事は出来ない。クルミが初心者だからね。みんなが丁寧にアドバイスをして育てているよ。だから驚くほど急速に成長しているね。


 スキルかもしれないとミンフィーは言っている。


「みんなが戦っているのを見てパクっているわ」


「そういえばさっきの動きはシャバニさんに似てたね」


「モッシュ、高レベルパーティーのサポーター募集を探して」


「まさか……」


「ええ。私、モッシュ、クルミの3人でサポーターをやって高ランクシーフのテクニックをパクらせるわ」


「分かったよ。ミシェルさんにも話を通しておくね。サポーター役の募集は多いらしいよ。以前とは状況が変わってしまったからね」


 今はそこら中に仕事が溢れている。わざわざ危険な高レベルパーティーのサポーターなんてやる必要がない。


「そうね。ミシェルなら良いパーティーを紹介してくれるわ。いくらスキルの高いシーフやレンジャーがいても素行の悪いパーティーは危険よね」


「うん。普通に見捨てて逃げるらしいからね」


 僕達の最優先課題はシーフのクルミの育成だ。他のメンバーはもう十分にCクラスになっても対応出来る実力がある。


 早速、冒険者ギルド協会支部に行ってミシェルさんに話をしたよ。


「分かりました。サポーター不足は深刻なのですぐに見つかると思います。ただ……」


「何か心配でも?」


「元のギルドメンバーの方々ともパーティーを組む事なりますが良いでしょうか?」


「ああ……そうですね。それは避けれませんね。別に気にしてないのでいいです。向こうも気にしなくていいですし。僕等は楽しくやってますから」


 元S、A、Bクラスのギルドにはミンフィーを見限って移籍した人達がいる。でも、そんな事気にしていたら負けだ。

 

 最初に紹介してくれたのはAクラスのパーティーだった。


 罠を的確に解除しながら斥候役のレンジャーが進んでいる。そのパーティーの1番後ろ僕達がサポーター役で付いていく。


「クルミ、良く見るのよ」


「はい!」


 クルミはシャバニさんとホクトさんが合作した双眼鏡っていう遠くを見る道具を使い、レンジャーの動きを追っている。

 誰もサポーターなんて気にしないから全く怪しまれない。


 クルミはテクニックをパクるのに集中させ、ミンフィーと僕でサポーター役はテキパキと片付ける。


 僕等も高レベルパーティーの戦いが見れて勉強になるからいいよ。


 参加するパーティーを選ぶ時にはクルミも連れて行く事にした。また見たいと思うシーフやレンジャーのいるパーティーに参加する為だ。逆に見る必要が無いと思うパーティーには参加しなくていい。


 僕達の目的はサポーターをやる事でないからね!


 元メンバーのパーティーにも参加したけど、お決まりの挨拶をする程度で他の会話も無いよ。


「今日は勉強させてもらいます。よろしくお願いします」


 ただこれだけ!


 喜んでいろいろ教えてくれるよ!


 パクっているけどね!!

 

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