表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
序章 没落お嬢様
8/166

chapter 8 底辺の戦い4

 〜登場人物〜


モッシュ サポーター レベル4 荷物持ち


   装備  卒業記念リュックサック


       武器  棍棒   攻撃力 +2

       防具  皮の盾  防御力 +2


   魔法  ヒール 


   スキル 飲み物 

       受け流し +2


ミンフィー モンク レベル4 没落お嬢様


   装備 黄金の瓢箪

  スキル 酔拳

      調理 +2



「ミンフィー、次はどこのダンジョンに行こうか?」


「しばらくスライムダンジョンでいいと思うわ」


「え? もうクリアしたのに?」


「まだ訓練が足りないわ。もう少し戦える様になってから次に行きましょう」


 またスライムダンジョンに行く事にした。


 僕の戦い方を見てミンフィーがアドバイスをしてくれる。


「モッシュ、武器は棍棒だけじゃないわ。蹴りを使った方がいい時があったわよ。盾だって攻撃に使えるのよ」


「そうか〜 つい棍棒に頼っちゃうみたいだね」


「防御も同じよ。せっかく受け流しスキルが上がったんだから武器で受け流してみて。そこからカウンターを狙うの」


 ミンフィーはモンクの目線でアドバイスをしてくれる。


 スライムの攻撃を盾ではなく棍棒で受け流してみる。


 スライムが体当たりして来た!


 棍棒を前に出してスライムを払い退けた。


 ヒョイ!


 スライムを地面に叩きつけた所に蹴りを入れてみた!


 ベシッ!


「うわ! 本当だね! とても楽に戦えるよ!」


「体が自然に動くまで練習すれば無意識に反応出来るわ」


 スライムが3匹ポップする部屋でひたすら訓練をする。ミンフィーは紅茶を飲みながら僕の戦いを眺めて、アドバイスをしてくれる。


 スライムをとても楽に倒せる様になって来た。

 

「受け流しスキルは結構いいのかもしれないね」


「スキルのせいじゃないわ。体が戦い方を覚えてきたのよ」


 サポーターコースでは戦闘の訓練なんてしないからね。

 

 逃げる訓練はよくやったけどね! ただ走るだけ!


「ほとんどダメージを受けてないけど、回復魔法をたまに使ってね」


「どうして? 魔力が勿体無いよ?」


「体力を上げるのと同じで魔力も使わないと鍛えれないわ」


「ミンフィーは魔法も使えるの?」


「私は『ピュアファイター』よ。魔法は一切使わないわ」


「どうして? 誰でも使える魔法くらい覚えばいいのに」


「最強の私に魔法なんて不要なの。ちょっとした自己回復ならスキルで出来るのよ」


 サポーターコースの『ガチャ』と幹部候補生の『ガチャ』はかなり違う。ミンフィーの『酔拳』にはいろんなスキルが内包されている。どんなスキルがあるのか本人しか知らない。


『自分の持ちスキルを他の人に教える事は滅多に無い』


 対戦する時にはスキルを知られてない方が有利だからね。


 多分、ミンフィーは普通のモンクが持っているスキルはほとんど持っているはず。それだけでも相当な強さだね。



 〜1週間後〜


「動きが良くなったわ。明日は別の所に行きましょう」


「コボルトかゴブリンのダンジョンかな」


「剣は買えないのよね?」


「うん、食費しかないんだよ」


「思い切ってスケルトンダンジョンにしましょう。武器の相性がいいわ。今日は早目に帰って私と特訓よ!」


 スケルトンはコボルト、ゴブリンよりちょっと強いし、あまり人気がある敵ではない。剣の攻撃にちょっとだけ耐性があるからね。

 スライムと違って手も足もある人型の敵だ。武器を持ったヤツもいる。


 ギルドハウスのホールでミンフィーがスケルトン役をやってくれてた。


 ミンフィーが手を突き出したら手で受け流す!


 ただそれだけの特訓……


 ミンフィーが手を突き出す


 スー 


 僕が手で受け流す


 ペシ 


 スー ペシ スー ペシ スー ペシ ……


「こんなのでいいの?」


「これはモンクの初心者向けの練習よ。他のジョブでも有効だと思うわ。明日、必ず役に立つわ」


 ちょっとずつ速度が早くなってきたけど、単純な繰り返しでイマイチ効果が分からない。ミンフィーを信じてしっかりと集中して訓練する。


 弱い僕の為にずっと付き合ってくれているんだ


 ミンフィーは優しくて とてもいいギルドマスター


 絶対にSクラスまで這い上がらないと!!


 その為には僕が弱いままじゃ駄目


 ミンフィーと一緒に冒険出来るくらいの強さが必要


 スー ペシ スー ペシ スー ペシ ……


 誰か強い人、来ないかな?


「パーティー募集をしているのに誰も来ないね?」


「え? ええ。そうね。ウチが小さいからよ、きっと」


 そうだよなぁ〜 


 スライムダンジョンなんて誰も行かないしスケルトンも不人気だから嫌だろうな……


「ミンフィーごめんね。僕、もっと頑張るよ」


「これでいいじゃない。ちゃんと生活出来ているわ」


「そうだけどさ……」


「そろそろ食事にしましょう。今日はミートスパゲティーとサラダね」


 ミンフィーはとても楽しそうに料理をしている。ミートソースも自分で工夫して作っているみたい。


「ミンフィーはいい奥さんになるよね」


「ふふふ。もちろんよ?」


「でもミンフィーの旦那さんは大変だね」


「え? どうして?」


「やっぱり奥さんより弱いなんて嫌だと思うよ」


「そ、そうかしら? 別にいいと思うけど……」


「僕だったら気になるな〜」


 手作りミートソースはトマトの酸味がとても美味しい。細めのパスタによく絡んで最高だね。

 ミンフィーは何か考え事をしているみたい。


 きっとギルドのこれからが心配なんだ……


 絶対Sクラスに戻れる様に頑張るよ!


 序章は終わりです。


 次回から本章に入ります。


 ご愛読ありがとうございます


 ブックマークしてくれると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ