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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
75/166

chapter 75 それぞれの戦い

ご愛読ありがとうございます

 〜 ヒツジダンジョン改 〜


 今日は魔女様の作ったヒツジダンジョンに来ている。ここならいろんな種類の敵と戦える。

 みんな自分のメインジョブとは違う装備で戦う練習をしているんだ。


 栞さんは刀を装備している。侍というアタッカー系のジョブに挑戦中だよ。防具はシャバニさんが作った侍用の甲冑だ。


 フェンは両手棍を装備してヒーラーの練習だね。スノウは黒魔術の練習をしている。魔力の強化が課題みたいだね。


 アイリスは弓と短剣を装備している。狩人の練習だよ。美しい模様が彫られた胸当てを装備している。


 ザリウスは片手剣と大盾を装備している。ナイトの練習。鎧もフルプレートアーマーで凄くカッコいいや!


 問題は……ティアナとニャンタだね。


 ティアナはクレイモアという両手剣を装備している。鎧は装備していない。スペシャルダンジョンで得たアラミド繊維をメインに使った特殊な服を着ている。服なのに軽量級の鎧にも勝る防御力があるそうだ。

 ティアナには敵と一対一で勝負して貰っている。スペシャルダンジョンに挑戦する為の特訓だ。

 ニャンタが居ないとティアナは魔法が使えない。だから剣とアイテムのみで戦うしかない。


「かなり上達したわね。これならソロもいけそうよ」


「そうだね。得意な敵だけ狙って倒せばいいよ」


 僕とミンフィーはサポーターとして見守っている。ティアナはたまにミンフィーからアドバイスをして貰っているよ。


 そして、ニャンタだ!

 ニャンタもソロの練習をしている。装備もみんなで協力して作り上げた自信作だよ。

 まずはアクセサリー


 レザムールズの鈴  状態異常魔法効果UP


 ホクトさんがニャンタ用に考えて作ってくれた逸品だ。純金製でとても豪華だよ。


 レザムールズのマント  耐熱(特大) 耐久(特大)


 アラミド繊維のマントだね。ニャンタの背中に装備しているよ。結構カッコイイ!


 ニャンタの戦い方はかなり特殊だ。使える魔法は初心者用の物だけだしね。


 ニャンタがヒツジと戦う!


 「ニャ!」


 ニャンタが魔法を使ったようだ。これは毒の魔法だ。ヒツジを毒状態にしたね。そして……


 「ニャー!」


 ニャンタがファイアボールを唱えた! ヒツジの体に火球が命中したよ。後は……


 ひたすら逃げる! とにかく逃げる!


 ヒツジがニャンタを追いかけているけど、回避の高いニャンタを攻撃する事は出来ない!


 「ニャ!」


 しばらく攻撃を回避してから毒魔法を再詠唱したね。そしてまたファイアボールを唱えてしばらく回避する。

 これの繰り返しで敵を倒している。時間はかかるけど危ない感じが全くしない。それどころか1番安定して敵を倒しているよ。


「ティアナ。ニャンタの魔力残量は大丈夫かしら?」


「大丈夫です。消費の少ない魔法しか使ってませんので」


「ミミズの魔法は回避出来ないかもしれないけど、マントで防御すれば大丈夫そうだね」


「ストーンダストですね。プロテクトを唱えておけば大丈夫です」


「後ろに飛べば威力を弱めれるわ」


「はい。ニャンタもそのつもりのようです」


 ミンフィーが頷いた。ニャンタのソロも認めたって事だ。良かったね!


 そしてシャバニさんも来ている。

 プラチナランスを装備している。何故か黒いスーツ姿で戦っている。よく分からない光景だよ。


「素材が欲しくてな」


 スペシャルダンジョンに挑戦するなら、ソロで戦える事をミンフィーに見せるってルールにしたんだ。

 ソロ専用のダンジョンだから何かあっても助けに行けないからね。

 シャバニさんはかなり強い。転生者は最初から強くていいよね!


「明日から全員のソロ活動を認めるわ。でもパーティー活動も重要だから、週1回はDクラスダンジョンに行く事にしましょう」


 そうだね。毎週火曜日はパーティー活動日って決めたよ。シャバニさんも来るってさ。


「みんなにお願いがあるのよ。ダンジョンの鍵のおかげで外に行かなくても強化が出来るわ。だけど情報を得る機会が減ってしまうのが心配よ。その事を頭に入れて活動して欲しいわ」


 そういえばハウスから出る機会が減っていたよ。クエストをやる日を決めて外で活動しようかな。


 〜 翌日 〜


 スペシャルダンジョンにティアナとニャンタが挑戦する。ミンフィーも今日が初挑戦だよ。

 口に冒険者カードを咥えて小さな扉にニャンタが移動していく。ちゃんと使い魔用の扉があるんだね。

 扉の前にティアナがポーションと魔力回復の水が入った皿を置いた。これなら戻って回復が出来るね。

 ニャンタが器用にカードを差し込み、扉を頭で押してダンジョンへ入った。

 ティアナがその様子を見守っていた。自分も決意した表情でダンジョンへ向かった。


「ここなら頑張れば無限にガチャが引けるわ」


「ごちゃ混ぜガチャだけどね」


「のめり込むのが心配ね。必ず活動を報告する事にしましょう。特にあの2人には注意が必要よ」


「そうだね……ニャンタは倒れるまでやりそうだよ」


 ニャンタが矢尻に付与している姿が頭に浮かんだ。


「1番進んでいるのはモッシュとフェンね?」


「うん。2人共3匹目まで進んでいるよ」


「分かったわ」


 ミンフィーがダンジョンに向かって行く。


「クリアするんだね?」


「危険が無いか確認するわ。特に危険が無ければ情報は出さないわよ」


 なるほど……その方が個々の成長に繋がるかな。


「僕もそうした方がいいかな?」


「いいえ。モッシュはみんなと情報を共有してコミュニケーションを取って。パーティーリーダーの役割よ」


 ソロ活動でもパーティーリーダーとしての役割を果たせるのか。流石だねミンフィーは。


 ミンフィーがダンジョンに入った。


 よし! 僕もミンフィーに負けないぞ! 


 頑張って攻略してやるんだ!!


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