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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
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chapter 72 スペシャルダンジョンに挑戦

ご愛読ありがとうございます

 〜 エストアール王国 最南端大都市 エストゲート 〜


 スノウのガチャは大当たりだったみたいだね。用件は済んだから帰るんだけど、予想外にすんなり終わってしまったので日程にかなり余裕が出来ちゃった。


「観光でもしながら帰ろうか?」


「そうね。あまり早く帰ると改築作業の邪魔になるわ。少し体を動かしたいわね」


 旅先なので無理はしたくないから、Eクラスのダンジョンをクリアする事にした。


「Eクラスならオークダンジョンですね」


「え? オークはDじゃなかった?」


「シャングリラとここでは事情が違います。各地から強者が集う所なのでオークがEクラスなんです」


 とりあえず行ってみる事にした。ミシェルさんがギルド協会でマップを買って来てくれていた。

 とても巨大なダンジョンでオーク以外の敵も沢山いるそうだ。多くのパーティーが小部屋で戦闘しているのが見える。


「多少金策もしたいからヒツジにするわ」


 ヒツジの小部屋に行って軽く体を動かし、ボス部屋に向かった。ボスは大きめのオーク3体だった。今の僕達なら楽勝だね! シャングリラと同じ様にガチャが引けた。


 スキル  釣り +1  


 トホホだね……まぁ普通はこんなものだよ。Eクラスのダンジョンはここしか無いんだってさ。

 金策も出来たし美味しい物でも食べよう!


「海が近いので海鮮レストランにしましょう」


 シャバニさんが大喜びだよ。僕はちょっとタコとかイカは苦手だな……見た目がどうも気持ち悪い。小海老の入ったトマトソースのパスタにした。プリっとした食感が中々美味しいね。


 各都市のダンジョンで金策して、ご当地食材のレストランで食事しながらシャングリラに帰った。


 ゲットしたスキルはゴミばかりだったけどね!


 各地のダンジョンで気付いたのは何処もシャングリラよりワンランク高い設定になっているって事だ。シャングリラの冒険者がちょっと弱いのは本当みたいだね。



 〜 ギルド『レザムールズ』ハウス 〜


 1か月の長旅を終え、無事に僕達の家に帰って来た。ハウスの前でホクトさんが出迎えてくれたよ。


「お疲れ様でした。こちらは何も問題ありませんでした。改築も終わっています」


 外観は相変わらずのボロだね。ハウスの中に入る。ロビーは何も変わってない。気に入っていたからちょっと嬉しい。

 1階の僕の部屋は作業場になっていた。女性用のトイレと栞さん用の小さな礼拝堂が作ってある。ミンフィーの部屋はちょっと狭くなっていて栞さんが使うみたい。


「礼拝堂で聖域を発動させれば、作業場や栞さんの部屋がスキルの範囲に含まれます」


「栞さんの協力でこういう配置にしたけど、栞さんの移動を制限しない様にね」


 それは当然だね!


 2階も使っていない部屋を潰して各部屋が広くなっているね。ベットもとても良さそうだ。

 驚いたのは屋上に行ける様になっていた事だよ。屋上には小さな小屋が建っていて、そこにホクトさんが住むんだってさ。星の観察をするみたいだね。


 僕とミンフィーの部屋は屋内訓練所があった所に移動していた。僕の部屋はちょっと狭くなったけど、逆にこれくらいの方が落ち着くや。

 屋内訓練所は別の場所に建てられていた。貧民区全体が僕達の所有地だから敷地だけは広い。人が住んでいる場所や店舗、畑を除いても更地がまだまだある。幾らでも建てれちゃうね。新しい訓練所には「カカシ」が3体も設置されてる。更に弓の練習も出来る様になったいる。

 

 1番嬉しいのはコップ型のお風呂が2室ある事だよ!


 今までは男女交代で入ってたけどその必要はなくなる。毎日温泉に入れるのは最高だよ。普通のお風呂もあるからとても贅沢だね!


 ミシェルさんとはここでお別れ。明日からはギルド協会に戻る。


「今回の経験を活かしてシャングリラの冒険者を育てていきます。ご同行有難う御座いました」


 僕達は最高のギルド目指して本格的に動き出す事にしている。魔王からスペシャルダンジョンの鍵を貰ったからね。


 スペシャルダンジョンはパーティーでは入れない。ソロ専用のダンジョンらしい。僕は絶対ミンフィーとパーティーを組む契約だけどソロならいいんだって。

 フェンの貰ったテイマースペシャルダンジョンはモンスターガチャが引けるみたいだ。


 ミンフィーは農場に行っちゃったからスペシャルダンジョンに挑戦する事にした。

 ソロなので念入りにアイテム等を準備した。その様子をみんなが見ている。リュックサックにどんな物をどんな風に入れるのかを僕が教えているんだ。

 みんなは僕の卒業記念リュックサックに似たリュックサックをシャバニさんに作って貰っていた。


 ティアナとニャンタはソロ活動はまだ厳しいので、みんなの準備を手伝っているよ。

 

 みんな準備を終えた。僕が訓練所に作られたダンジョンの入口専用の扉にスペシャルダンジョンの鍵を差し込んだ。

 入口専用の扉は魔女様に貰った鍵用だったけど、魔王に鍵を2個貰ったので更に2ヶ所設置した。

 ちなみに鍵を差し込まずに開けると壁だよ。


 扉を開いて中に入るとズラッと横一列に扉が並んでいた。

 ダンジョンへの入口だね。その扉に冒険者カードを差し込む所がある。カードを差し込むとカチッと音が鳴った。

 みんな好きな扉にカードを差し込んでいく。ここから先は自分しか入れない。


 僕は扉を開けて中に入った。そこにはいつも見慣れた洞窟タイプのダンジョンがあった。看板が置いてある。


 『 Eランク 1 』 と書かれている。


 まずは確認だよ!


 入ってすぐ戻ってみる! 扉を開けてハウスに戻った。みんな扉を開けて戻って来ている。入口から脱出可能だ。


 みんな流石だね!


 改めてスペシャルダンジョンに挑む。


 ちょっと進むと大きなスライムが1匹いた。


 デカイな……強敵のように感じる。僕の身長と同じ位の高さはある。少し戻って強化魔法を唱える。


「クイック! ……プロテクト!……パワーライズ!」


 新しい買い足した「力UP」の強化魔法「パワーライズ」まで使っておく。


 いくよ!


 「サンダー!」


 魔法で先制攻撃をして突っ込んだ! そして小僧のミョルニルでぶっ叩いた! ビリビリ…… 当然、付与も使っている。スライムが何か魔法を使ってきた。


 ぐっ……毒か! 少し反応が遅れてダメージを受けた。


「キュア!」


 毒を治療し回復もしておく。スライムを蹴っとばして盾を構えた。スライムから猛攻を受けたけど、盾で防ぎカウンターで攻撃する! また何か魔法を唱えている……スライムの下に小さな黄色い魔法陣が見える。あの魔法陣は……麻痺か! アームホルダーから麻痺の治療薬を素早く取り出して飲んだ。


 魔法の着弾と同時に治療した!


 スライムに前蹴りをして距離を取り、盾を構え直して反撃していく。アイツ……魔法を唱える時に一瞬止まるな……強撃を加えて詠唱を止めてやる!


 スライムが止まり魔法陣が見えた! いくぞ!! 渾身の力を込めてぶっ叩いた! スッと魔法陣が消えた。畳み掛けるぞ! ボッコボコにぶっ叩く。スライムからの攻撃は武器で受け流してカウンターを加える! コロン……


 スライムが魔石になった!


 ふぅ〜 最初から強敵だったよ。さすがスペシャルダンジョンだね!


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