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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
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chapter 67 検証してみる

ご愛読ありがとうございます

 〜 ギルド『レザムールズ』ハウス 〜


 ミシェルさんが馬車を用意してくれた。何か凄い豪華のが来たな……レンタルのとは全然違うよ。座席がソファみたいにフワフワしてる。レンタルは木板だよ。


「魔国に行くなら長旅になります。乗り心地の良い馬車の方が体への負担も少なくていいですよ」


「さすがミシェルね。これでいいわ」


 ミンフィーは気に入ったみたいだね。2頭立ての馬車とは別にギルド所有馬の「サンデー」と「ディープ」も一緒に行く。馬車の前後を護衛する事になっている。


 みんなで馬車を確認してからハウスに入って打ち合わせをする。


「同行する以上は役に立たせてもらいます」


 ミシェルさんがギルド協会の情報を使って計画を立てて来てくれた。最短でも往復1か月は必要だ。各都市に寄って宿泊をすればそれほど野宿の必要は無いそうだ。


「あら? そういえばアイリスがいませんね?」


「ちょっと出ているのよ。彼女が戻ったら出発よ」


 新しいゲットした装備やスキルの確認もしたいな。新たな戦い方が出来るかもしれないからね。


「ちょっと時間が空いたらダンジョンに行こう」


「そうね。試したい事があるわ」


 ミンフィーとホクトさんが農場に向かったので、残った人で準備をする。


「まず、栞さんは刀だね。前衛の時に使うならもう少し鎧っぽい防具を用意した方がいいかな?」


「実は最近、血を見ても以前程は怖くないんです。前衛をやればもっと苦手意識が無くなるかもしれないです」


「ほう? なら防具を一式準備してやろう」


 シャバニさんがニヤリと笑っている。何かやるな……


「ミンフィーが聖域の検証をして欲しいって言っていたよ」


「この後、訓練所で使ってみますね」


 次はアイリスだね。


「アイリスは弓をゲットしたから狩人装備がいるね。僕とティアナ、ニャンタが作った矢尻が沢山あるから矢に仕上げようか」


「それなら俺も手伝うよ。木工道具が出たからね」


 ザリウスが矢にしてくれる事になった。


「アイリスの狩人装備も任せてくれ。矢だけは頼む」


 これもシャバニさんが作ってくれる事になった。


「僕のゲットした作業台はみんなに効果があるみたいだから、生産作業をする人は僕の部屋を使ってね」

 

 支援の作業を生産スペースの真ん中に置き、囲むように小さなテーブルを配置した。僕の部屋はみんなの部屋より広いんだけど、さすがにちょっと狭くなっちゃうね。


「人数が多い程、効果が上がるみたいだよ」


「それなら私も何かやりますね」


 ミシェルさんも生産をしてくれる事になった。ザリウスと一緒に木材を購入しに行くみたい。みんな生産の準備を始めたので、栞さんと室内訓練所に移動して新スキル「聖域」の検証をする。


「ではいきます! 聖域!」


 栞さんが新スキル聖域を発動させた! 半透明の球体が栞さんと僕を囲っている。大きなガチャカプセルみたいだよ。


「魔力は減っている感じがしませんね」


「大きさは10メートル位ですね」


 中にいるとなんだか心地良く感じる。効果はさっぱり分からないけどね。栞さんが動いてもカプセルは動かない。栞さんを中心として発動する設置型のスキルみたいだね。

 

「ちょっと出てみますね」


 僕がカプセルにツンと指先で触れてみた。スッと何も感じる事無く通り抜けていく。そのまま前に進んだらスルッと抜けてしまった。一度、外に出た。


 壊せるかな?


 武器でコンコン叩いてみた。傷一つ付けれない程硬いみたいだ。ウォーハンマーでぶっ叩いてみたけどコッチの手が痛いだけだったよ……


「これって凄いような気がしますね」


 今度は壊そうとせずに中へ入ってみる……スーーー


 普通に中に入れたよ? うーむ……


 今度は栞さんがカプセルから出ると……パチン! 弾けるようにカプセルが消えてしまった。栞さんが出たらダメなんだね。


「聖域!」


 栞さんがスキルを発動させようとしたけど、何も起こらない。スキルによって再使用出来る時間は違うので把握しておかないといけない。再使用が可能になる最長時間は1日で最短は1秒って教科書に載っていた。


「スキルの持続時間と再使用時間は要検証ですね」



 

 僕も新スキル「荷物持ち」の検証をする。卒業記念リュックサックと異次元リュックサックを持って来た。卒業記念リュックサックには重りを20キロ入れてある。異次元リュックサックは空間収納付きだから空間収納部分に20キロの重りを入れた。空間収納に物を入れても全く重くならない。


 これでカカシを叩いて感触を確かめよう!


 重たい卒業記念リュックサックを背負って、ウォーハンマー改でカカシをぶっ叩いた!


 ドン!


 軽い異次元リュックサックを背負って、カカシをぶっ叩いた!


 ドン!


 うーん! 変わらないな! 異次元リュックサックでも背負っている事になっているみたいだね。良かった!

 

 空間収納量が一気に増えたから、空間から取り出す訓練もしないとね! 慌てて違うアイテムばかり取り出すようではサポーター失格って言われちゃうからさ!


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