chapter 66 取り調べを受ける
ご愛読ありがとうございます
〜 東の森 特設ガチャマシーン前 〜
次は栞さんの番。ポン! ガチャガチャ……ポトン
スキル 2段切り 高速で2連撃を放つ
あ! いいなぁ〜 攻撃スキルだよ。
装備ガチャに移動してポン! ガチャガチャ……ガタガタガタ! ドン!
村正 栞専用 妖刀:両手持ち 血を吸って攻撃力UP
回復役には要らない装備が出ちゃったね。演出は当たりっぽい感じだったけど、ごちゃ混ぜガチャだからね。
ジョブ専用ガチャに移動して!
「ヤァーーーー!」
ドカ! もの凄い気合いでボタンをぶっ叩いた!
ガチャガチャ……ポトン
スキル 聖域 結界を張る。結界内は神からの支援有
次はアイリスの番。ポン! ガチャガチャ……ポトン
スキル 魔連撃 魔力を消費して連撃
装備ガチャに移動してポン! ガチャガチャ……ポトン
破魔弓 アイリス専用 強化魔法を打ち消す矢を放つ
ジョブ専用ガチャ ポン! ガチャガチャ……ポトン
スキル 超絶技巧 超高難度曲が演奏可能になる
次はフェンの番。ポン! ガチャガチャ……ポトン
スキル とんずら 逃走速度超絶UP
わ! いいなぁ〜 サポーター垂涎のスキルだよ。フェンも斥候役として活用出来そうだね。
装備ガチャに移動してポン! ガチャガチャ……ポトン
魔人の小手 フェン専用 魔力を消費して攻撃力UP
ジョブ専用ガチャ ポン! ガチャガチャ……ポトン
スキル 信頼の証 信頼度によりテイムモンスター強化
次はザリウスの番。ポチ! ガチャガチャ……ガタガタガタ! ドォーーン!! なんか凄い事になったぞ!
スキル 付与:状態異常 装備品に状態異常魔法を付与
ウヒャーー! これは凄いよ!!
装備ガチャに移動してポチ! ガチャガチャ……ガタガタガタ! ドン!
森の木工セット ザリウス専用 生産品の耐久性UP
ジョブ専用ガチャ ポチ! ガチャガチャ……ガタガタガタ! ドン! 凄い……当たり演出3連発だ!
スキル 多重魔法 同一魔法3連撃
「むむ……び、微妙だな……」
ザリウスの黒魔術は重ね掛けしても意味がない。重ね掛けしても1回分の効果しか無いんだってさ。
これで全員ガチャを引いたね!
「クゥウン……」
あ! スノウはガチャが引けないんだった。可哀想だけどこれは仕方がないよね。
「テイムモンスターがいたのですね。対価は完全に払わなくてはいけないのでガチャを引いてもらいます」
弟子の老人がそう言うけど……
「スノウは冒険者カードがありませんよ?」
「このチケットを渡します。皆さんが引かれたガチャと同等のガチャが引ける『ガチャチケット』です。これを持って魔国に行って下さい」
「ええ!? 魔国ですか……」
「はい。魔国にはモンスター用のガチャマシーンがあります。西の魔女との契約なので絶対に引いてもらわないと困ります。西へ行くよりは安全なので大丈夫です」
行くしかないのか……モンスター用のガチャマシーンか。
「では私もエルフの里に行かねばなりませんので、出口まで一緒に行きましょう」
弟子の老人に続いて森を出た。
「アイリス、エルフの里に同行した方がいいわ」
そうだよね。いきなり魔女様の弟子が行ってもエルフ達は困惑しちゃうよ。
「町に戻って準備をしてから出発しないといけませんが、よろしいでしょうか?」
「構いませんよ。明日の朝、町の外で待っています」
弟子の老人はパッと木の杖を出現させて手に握った。何か呪文を唱えている。すると森の中から白い馬が現れた。その馬に乗って颯爽と駆けて行ってしまった。
僕達も馬車に乗ってハウスに戻った。
〜 ギルド『レザムールズ』ハウス ロビー 〜
東の森での話を留守番していたシャバニさん達に報告した。スノウのガチャを引く為に魔国に行かないといけない。
魔国とは文字通り魔物が住む国だ。魔王を頂点としているモンスターの国。
でも……国境を接しているけどここの国とは戦っていない。1度もエストアール王国に攻めて来た事は無いんだってさ。
「前に貰った魔王への招待状もあるわ。この際だから両方済ませましょう。出発はアイリスが戻ってからで」
ミンフィーの提案により、今回は非戦闘員のホクトさんだけ残して全員で行く事になった。
「それまでに情報収集して、準備を整えよう」
僕は荷物を持てる量が大幅に増えたので、長旅になっても十分にサポート出来る。アイリスがエルフの里に行って帰ってくるまで4、5日は最短でも必要だ。
その間に僕とシャバニさんで持ち物の準備と確認、ミンフィーは農場への対応、その他のメンバーが情報収集をする事になった。
「モッシュ、ギルド協会に行ってポイントで馬車が貰えないか聞いてちょうだい」
「もうレンタルするよりその方が良さそうだね」
物資の買い出しついでにギルド協会に寄った。普通に受付に行くとすぐに個室へ案内された。
「やっと来ましたね」
ミシェルさんが何故かギルド長まで連れて個室に入ってくる。別に避けていた訳ではないよ……何も用事がなかったから来なかったんだし。
「ポイントを馬車と替えれないか聞きに来ただけです」
「先程、都市管理者から500万ポイントがギルド『レザムールズ』に振り込まれましたので幾らでも可能です」
え……魔女様、聞いてないよ……
ギルド長から事情を説明して欲しいと頼まれたけど、エルフの里の事は絶対に言えない。
「どうしても説明出来ないんです。都市管理者に聞いて下さい」
僕の口からは絶対に言わない。誰に頼まれてもね!
「各地に謎のダンジョンが現れて、特別クエストが発注されました。Bクラス以上のギルドは強制でダンジョン探索を行っています」
「そうなんですか……知りませんでした」
「当然です。ここ、シャングリラ周辺だけダンジョンが現れていないのですから」
ミシェルさんが説明しながらドンドン身を乗り出してくる。完全に疑っているね。
「へ、へぇ〜」
「シャングリラに各地から増援要請が来ています。Bクラス以上のギルドは全て派遣されます。勿論、破格の高待遇での援軍になります」
「みんなウハウハですね。良かった良かった」
ジーーーーーー
「馬車を用意して何処に行くんですか? レザムールズには要請してませんよね?」
「あの、ちょっと魔国に行く用事がありまして……しばらく不在にします」
ギルド長とミシェルさんが顔を見合わせている。
「シャングリラ冒険者ギルド協会長としてミシェルの同行を求めます」
ギルド長さんが怖い顔でハッキリと申し出てきた。
「は、はい? ギルド協会は関係無いと思いますけど?」
「同行されると何か困る事でもあるんですか?」
「別に無いですけど……危険かなって」
「レザムールズを野放しにする方が危険です。教えて頂けないなら乗り込んで調査するしかありません」
「うーん。まぁいいですけど……馬車はお願いしますよ」
馬車は明日、ミシェルさんがハウスに届けてくる事になった。そのままハウスに留まるんだってさ。




