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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
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chapter 47 鬼教官再び!

ご愛読ありがとうございます

 〜 スライムダンジョン 改 〜


 第1層をマッピングしながら進んでいく。ギミックさえ分かれば大した事の無い相手だね。下に降りる階段を見つけたので降りようとしたら……


「モッシュ、待って。今日はこの層だけにするわ」


「どうして?」


「ここはいい訓練が出来るわ。後衛陣に攻撃の訓練をして貰う事にしましょう」


 前衛と後衛を入れ替えて攻略してみる事にした。一旦、ハウスに戻って装備を整える事になった。

 僕とフェンは治癒魔法の「キュア」を買いに行く事にした。パーティーを2組に分けて後衛陣の接近戦の練習と前衛陣の回復の練習を行った。

 みんな不慣れなので最初は戸惑ったけど、相手は最弱のスライムなのでなんとかなる。

 ミンフィーはみんなに色々とアドバイスしていた。


 ティアナは必死にレイピアで攻撃をしている。武器屋で売っている物は重くて使えなかったので、シャバニさんに作って貰ったそうだ。長さは短いけどギリギリ扱える重さにしてあるみたい。


 ザリウスは普段使っている両手棍で戦っている。中々いい両手棍みたいで攻撃力もありそうだね。戦闘も上手みたい。


 アイリスは普段は腰に付けたままの短剣で攻撃している。戦闘は得意な感じじゃないけど頑張っている。


 栞さんはいつもの両手棍でボコボコ楽しそうにスライムをぶっ叩いている。元々ソロでやっていたらしく慣れた感じだね。


 僕とフェンは魔力を回復する飲み物を飲みながら治癒魔法のキュアと回復魔法のヒールを唱えて魔法の練習をした。


「とても良いダンジョンだわ。これなら飽きないし、作業している感じがしないわね」


 ミンフィーはこのダンジョンが気に入ったみたい。たまにアドバイスをしながらニャンタと一緒に見学していた。


 第2層には白色スライムもいて防御力を下げる魔法を使ってきた。第3層には黄色スライムが追加されて麻痺魔法を使ってきた。敵も徐々に強くなってきていたので不慣れな役割ではキツくなってきたけど……


 ミンフィーが鬼教官になってしまった!


 このまま攻略するらしい……


 毎日みんなボロボロになって帰ってくる。僕とフェンも魔法を詠唱しすぎてヘトヘトだよ。『キュア』は治療と回復が同時に出来て便利だけど魔力の消費が大きい。状態異常だけを治せる魔法を買い足す事にした。

 前衛も色々と装備を見直しているみたいで、ローブやコートの下にちょっとした防具を着たり、軽いバックラーという小型盾の練習もしている。


 みんな楽しんでいるみたいで夜遅くまで『カカシ』相手に攻撃の訓練している。


 僕とフェンは逆に全く動けなくてボーッとしている。


「後衛って大変ですね……」


「キツいね……何も考えれないよ……」


 いつも2人でロビーのソファーに座ってぼんやりだよ。魔力を限界まで使っているので精神的な疲労が凄い。

 ミンフィーが来て紅茶を作ってくれた。


「いろんな意味で良い訓練になっているわね」


 前衛と後衛を入れ替えた事でそれぞれの大変さが分かったし、どう動けばお互いがやり易いかもちょっと分かった。

 

 このダンジョンが普通のスライムダンジョンと違う事が他にもあった。アイテムのドロップ率が良くて金策にもなっているんだよね。

 ギミックがあるし、魔法を使うスライムもいる分の()()が得られているみたい。

 スライムダンジョンで稼げるなら金策に人気のヒツジダンジョンはもっと稼げるかも!

 スライムの次はヒツジダンジョンと説明書に書いてある。

 まずはスライムダンジョンのボスを攻略しないとね。


 絶対に普通のボスではないよな……



 〜 冒険者ギルド協会 個室 〜


 スライムダンジョンで得た大量のドロップ品を持って換金しに来た。毎日ここまで来るのは大変なので、ちょっと貯めてから持ってくる事にしていた。

 僕達のギルド『レザムールズ』は小都市シャングリラの端っこにあって、冒険者ギルド協会はかなり遠いからね。

 

「先日、メンバー全員がDランクに昇格した事が貼り出されましたよ」


「こちらは特に変化無いです。入会お断りの看板も出してますので」


「協会側は大忙しですよ……名前付きの出現条件と目玉報酬が公開されて、ギルド再編が始まりましたので」


 なるべく同じランクの冒険者同士でパーティーを組みたいので、ギルドを移籍したり新規設立をする人が増えたんだって。

 各ダンジョンの名前付きに挑戦する際に『蘇生魔法』を使用可能なビショップが派遣される事になっていた。

 事前に日時を指定して予約をしないといけない為、かなり先まで予約で埋まっているらしい。

 名前付き戦では1人死亡した瞬間に強制的に退出させられる様に仕様変更されたそうだ。

 さすがに全員の蘇生は無理だからね。


「活気が出ていいじゃないですか」


「でもモッシュさん達はスライムダンジョンですか? また何か怪しい事してますよね?」


 ドロップ品はスライムの物だしバレバレだよね。別に秘密にするように言われていないから正直に全容を話した。


「と言う事は今の活気はモッシュさん達のおかげって事になりますね」


「頑張らないと町が消えちゃいますからね……」


「その事だけは秘密にしましょう……」


 魔女様に反感を持たれちゃうか……そうだね! 内緒にしとこう。


「前後衛を入れ替えての攻略ですか……さすがミンフィーさんですね」


「魔法を使うのがキツくて大変ですよ……後衛陣も筋肉痛で大変みたいですしね」


「いい事を思いついきました! これなら私も……」


 ミシェルさんが何か思いついたみたい。教えてくれなかったけどね。


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