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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
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chapter 21 そして少年は歩き出した

ご愛読ありがとうございます

 〜 キノコダンジョン 〜


 お昼からはキノコダンジョンに移動して攻略する事になった。

 ここはスケルトンダンジョンと同じ位の不人気ダンジョンだよ。お化けキノコが巻き散らす粉が様々な状態異常を引き起こし、パーティーに大ダメージを与えるから『初心者殺しのダンジョン』と呼ばれていた。


 でも僕達のパーティーは全く問題無く攻略出来る!


 栞さんがカウンターで様々な状態異常を治す『キュア』を唱えてくれるからだ。

 普通のパーティーならメンバー全員を治さないといけないから回復役はとても忙しいらしいけど……


 前衛は僕だけだから栞さんは僕だけターゲットしておけばいいんだよね。何かしら攻撃を受けた瞬間に治癒魔法が飛んでくる。


「Eクラスのギルドなのに優秀なヒーラーがいるんですね」


 加入したばかりの魔剣士ティアナが驚いている。


「ニャ〜」


 たぶんニャンタも驚いている。


「しかもレベルが凄い勢いで上がっていきますね!」


 昨日の夜にギルドの現状は伝えてあるから、飲み物の事やそれぞれのメンバーの事情はティアナも知ってはいるけど、実際にパーティーを組むと驚きの連続だと思うね。


「少し慣れたら乱獲モードに移行するわよ」


 ミンフィーが攻撃に参加して乱獲モードになって最下層を目指す。途中で休憩をして魔力が回復する飲み物をみんな飲む。


「ニャーゴ」


 ニャンタがとても嬉しそうにペロペロと飲み物を舐めている。


「本当に魔力が回復しているみたいです! 少し魔素を含んでいるようでニャンタが喜んでいます」


 魔力が回復する薬は高価なので普通の冒険者は手に入れる事が出来ない。


 とても初心者パーティーが使えるような薬ではないのだ


 ほんの少し休憩するだけで元気一杯で戦える


 あっという間にボスの部屋に着いてしまった。ボス戦はみんな本気で戦っていい事になった。


 強化魔法をみんなにしっかり唱えてから戦いに挑む!


 ニャンタが魔剣になった!


 ズン!


 何か魔剣が最初に見た時よりも大きい!


 ティアナが支えきれずに魔剣を倒してしまった。


「剣には触れないで! カーズ!」


 ティアナが倒れたままの魔剣に手を添えて魔法を唱えた。


 ボスのお化けキノコ5体が動かなくなった! 


「スケルトンは寝ませんがキノコには睡眠の状態異常も追加されます」


 呪いって恐ろしいね……たまにお化けキノコはピクピク痺れたりしながら白い体を紫色へと変色していく。毒キノコが毒状態にされているのかな……


 楽勝すぎ!! 


 棍棒でボコっと一撃加えるだけで魔石化してしまう。


「カーズは禁止ね……強力な魔法は消費も大きいし、何かしらマイナスの影響があるわ」


 だよね……


「分かりました……では、敵に合わせたデバフ(弱体魔法)を選んで使用しますね」


 ミンフィーの指示により呪いの魔法「カーズ」は緊急時以外は封印する事になった。



 〜 ガチャマシーンの部屋 〜


 僕は冒険者カードを『ガチャ』マシーンに差し込んで赤いボタンを押した!


 ポチ! ガチャガチャ ポトン……


 緑のカプセルが排出された。


 スキル 回避 +2


「うーん、また防御スキルだ……」


 次は栞さんの番。


 ポン! ガチャガチャ…… ポトン……


 クリーム色のカプセルだった。


 スキル 鑑定 +2


「嘘……」


「「 おめでとう!! 」」


 次はミンフィーの番。


 ドン! ガチャガチャ…… ポトン……


 金色のカプセルだった。


 スキル 錬金 +2


「……でしょうね」


「「 おめでとう !!」」


 次はティアナの番。


 トン! ガチャガチャ……ポトン……


 赤いカプセルだった。


 スキル 両手剣 +2


「まさか……こんな事が!!」


「「「 おめでとう!!! 」」」


「ニャーゴ!」


 ティアナがニャンタの冒険者カードをガチャマシーンに差し込んだ。


 ニャンタがマシーンの上に軽やかにジャンプした!


「シャーー!!!」


 ニャンタは全身の毛を逆立てた!


 ポム! カワイイ肉球でボタンを押した!


 ガチャガチャ……ポトン……


 スキル 魔力 +2


 ピクピクピク……


 ニャンタはあまりの嬉しさに痙攣している!


「必要なスキルがかなりの高確率で出るようね」


 ミンフィーは確信しているみたい。


「モッシュさんの飲み物は特にガチャに効くようですね」


 栞さんも欲しいスキルばかり出ているそうだ。


「初めて飲み物を作ったのが私の『ガチャ』を引く重要な時だったから『想い』が強いのかもしれないわ」


「魔法もそうですが『イメージ』が結果に大きな影響を与える事があります」


 ティアナが魔法の事を教えてくれた。


 僕はただ適当に魔法を唱えていたけど、しっかりとした『イメージ』を作って魔法を唱えた方がいいらしい。


 僕はそんな事は全然知らない。学んだ事が無いんだ。


 『サポーターコースは3日間しか学校に行かない』


 その3日すら雑用で来れなくてガチャだけくる人も多い。


 『冒険者コースは3か月間も学校で学べる』


 『幹部候補生コースは3年間も学校に行く』


 ミンフィーの『ガチャ』の時……


 ミンフィーが最高のスキルを引いて、ギルドマスターとして立派にギルドを率いていく姿をイメージして飲み物を作ったんだ。


 僕はいろんな知識が足りていない。


 学ばないと……


 学びたい……


 もっともっと学びたいんだ!


 Sクラスにギルド『レザムールズ』をする為には知識を身につけないといけない。


 出来る事から始めよう


 焦る事はないさ


 大事なのは気付き、始める事だね


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