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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第一章 貧民区のお嬢様
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chapter 12 少年には刺激が強すぎる件

 〜登場人物〜


モッシュ サポーター レベル6 荷物持ち


   装備  卒業記念リュックサック


       武器  棍棒   攻撃力 +2

       防具  皮の盾  防御力 +2


   魔法  ヒール 


   スキル 飲み物提供  

       受け流し +5


ミンフィー モンク レベル6 没落お嬢様


   装備 黄金の瓢箪

  スキル 酔拳

      調理 +2

      裁縫 +3


 

    

 〜次の日〜


「ううう……動けない……」


 足が筋肉痛で大変な事になってる。


「ね? 言った通りでしょ? それでもまだ軽い方よ。今日はお休みね」


「ごめんよ……」


「いいのよ。これを繰り返して筋力をつけていくの。体をイジメないといけないのよ。でも運動不足かもね」


 朝食を食べてホールに行くと、鉄アレイが置いてあった。


「腕は大丈夫そうだから今日はそれで訓練ね」


 訓練はやるんだね……


「魔法も使うのよ」


 ミンフィーはギルドハウスを掃除している。ドレスを着て掃除をしているからちょっと変だ。


「ミンフィー、結構稼いだから普段着を買って来なよ。ドレスが汚れてしまうよ。後、戦闘服も見て来て」


「買えそうなの?」


「多分買えるよ」


「じゃあ、買ってくるわね」


 ミンフィーにお金を渡すと喜んで出掛けて行った。


 そして……


 なぜあんな服を買って来たんだろう?


「ミンフィー、それは下働きの女性が着る服だよ?」


「ええ。お店の人が掃除用ならコレと言っていたわ」


 メイド服じゃないか……


 可愛いけどね


 喜んで掃除をしているからいいかな。


「戦闘服も買えたのかな?」


「ええ。買えたわ。モンク専用のが安売りしていたのよ」


 モンク人口は少ないからね。もう処分価格かな。


「ふふふ。後で見せてあげるね」


 ミンフィーはニコニコ。よっぽど良いのが買えたね。


「今日の飲み物は疲労回復のトマトジュースにしてね」


「ミンフィーはトマトが好きだよね」


「ふふふ。大好きよ。毎日食べたいわ」


「じゃあ、庭にトマトを植えてみようか?」


「え? 作れるの?」


「苗木が売っているからやってみようよ」


 ますますミンフィーはご機嫌になっている。

 お昼ごはんはトマトの入ったサンドイッチ。


「新鮮なトマトで作ったらさらに美味しいでしょうね」


「だいぶ動ける様になったから畑を作ろうよ」


 ミンフィーと一緒にギルドハウスの裏庭に小さな畑を作り、トマトの苗木を買って来て植えた。

 

「ああ……早く出来ないかしら……」


「今、植えたばかりだよ。あまり水をあげない方が美味しいトマトが出来るんだってさ」


 夜ご飯を作る時にミンフィーが戦闘服を着て来た。


 チャイナドレス……


 ほっそりとして長い綺麗な足が見えちゃうよ


「戦う時はズボンを履けばいいそうよ。普段着の時はこのままでも使えるんですって」


「う、うん。そうみたいだね」


「どうしたの? 似合わない?」


「いや、あまりに可愛いすぎるから、どうかなって」


「まあ! 嬉しいわ!」


 最高に笑顔になって食事を作っている。

 今日の晩ご飯はチキンソテーとサラダ。チキンソテーにはトマトソースがかけてある。サラダには鳥のササミが入っていた。


「これからは肉を増やすね。筋肉をつけるのにいいわ」


 ミンフィーはそんな事まで考えて料理作ってくれる。


 こんな凄いギルドマスターはいないよ!


「凄く幸せだよ。ありがとね。ミンフィー」


「ふふふ。今日はよく褒めてくれるのね。サービスしちゃおうかな」


 また、マッサージをしてくれるんだって。嬉しいな。


 先にお風呂に入ると……


「モッシュ……入るわね」


 ええ!? ミンフィーがお風呂に入って来た!


 体にはタオルを巻いているけど……


 いろいろ見えそう……


「お風呂でマッサージした方が効くのよ」


「え? え? う、うん。そうなんだ!」


 ドキドキしてミンフィーの方を見る事ができないよ


 お風呂に一緒に浸かって体を揉んでくれる


 もうパニックになって、気持ちいいのかも分からない


「ありがと。さ、先に出るね」


 慌ててお風呂から出たけど ドキドキが止まらない


 それから部屋でぼーとしているとミンフィーが櫛を持って来たので髪をといてあげる。


 全然ドキドキが止まらない……


「もう一度、マッサージをしときましょう。明日はダンジョンに行かないとね」


「う、うん。そ、そうだよね」


 ゆっくり、丁寧にマッサージをしてくれて


 …………


 また寝てしまった。なんだかのぼせてしまったみたい。


 ぐっすり朝まで眠っちゃった。


 いい匂いもするし……


 え!? ミンフィーが……


 ミンフィーと一緒に朝まで寝ちゃった!


 また子猫みたいに丸まって僕にくっついている。


 もうしょうがないなぁ 朝だしこのままでいいかな


 ミンフィーの髪を少し撫でてみた


 何だか本当に猫みたい


 ぼんやりミンフィーを眺めていると本当に可愛い


 また眠くなってきて……



 カラン! カラン!


 玄関から呼び鐘の音が聞こえてきた。


「あ! また寝ちゃった! ミンフィーは?」


 隣りにミンフィーはもう居ない。


「はーい。誰ですか?」


「栞です。用事があって来ました」


 ミンフィーと栞さんの声が聞こえてきた。


 慌てて着替えてホールに行く。


「おはようございます」


「え? もうお昼ですよ?」


 ええ!? そんなに寝てしまったのか……


「ごめんね。あまりに疲れているみたいだったから起こさなかったの」


「ははは……」


「あの、またパーティーを組んで貰えないでしょうか?」


「もう痛い所は無いしダンジョンに行かないと、食費が無くなっちゃうよ」


「じゃあ、栞さんも一緒にスケルトンダンジョンに行きますか?」


「はい! お願いします!」


 半日だけどスケルトンダンジョンでお金を稼ぎ。体の動きを確認しながら、今日は栞さんも攻撃してもらった。


「明日は朝から一緒にパーティーをしましょう。私も戦ってみるわね」


 ついにミンフィーが戦う気になってくれた!


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