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GIANT KILLING 〜荷物持ちのファンタジア〜  作者: ふぐ実
第二章 辺境のお嬢様
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chapter 102 ブロック職人

ご愛読ありがとうございます

 〜 レザムールズ領 〜


 領地の開拓を始めてから3ヶ月が経過し、レザムールズ区民の移住が完了した。最初はテント暮らしだった住民達も全員が仮設住宅に入居出来たよ。

 

 魔導ゴーレムの開墾力はとても高く、既に本拠地の開墾に取り掛かっている。

 大人から子供まで全員参加で開墾や建築に取り組んでいて、シャバニさんが連れて来た信頼出来る大工達を除くと元レザムールズ区民だけしかいない。


 ほとんど国からの支援は受けずに領地作りをしているよ


 〜 レザムールズ領内 小都市シャングリラ 〜


 小都市シャングリラは大きな湖に隣接する形で建築が進められていた。とても水質の良い湖なんだけど周りは深い森で覆われていて開墾は大変らしい。


 でも休憩無しで働いてくれる魔導ゴーレム達がいるから大丈夫さ! ザリウスの魔力が保てばだけどね!


 主要な建物の建築も順調に進行しているよ。

 政庁 《レザムールズ ギルドハウス》、ギルド協会、店舗、工房、病院そして宿屋だね。

 政庁というと大袈裟だけど前にいたギルドハウスを少し大きくした程度の規模だ。そこでギルドメンバーは生活する事にしている。


 『小都市 シャングリラ』は着々とその基盤を整えつつあった。住民達に門番や衛兵をやってもらう為、戦闘訓練をする事になった。


 建築中のギルド協会にミシェルさんが視察へ訪れた。


「凄い勢いで開発が進んでいますね」


「逆境をバネに更に発展している感じね」


 ミンフィーがギルド協会を案内している。勿論、ミシェルさんの意見もしっかり取り入れた間取りになっているよ。


「これなら仕事を始めれそうですね」


「あなたが来てくれて本当に助かるわ」


 都市の防衛に参加してくれる住民を冒険者登録してダンジョンで訓練する。都市として機能させるには様々な人材が必要だ。ミシェルさんにはその育成も期待されている。


「とてもやり甲斐があります。頑張りますよ!」


 僕にも新たな役割が増えた。


『冒険者訓練学校の責任者』だよ!


 ミンフィーとミシェルさんは教育を重要視している。だから国から与えられた予算で『ガチャマシーン』を2台購入したんだ。一般コース用とサポーターコース用だね。

 従来の教育システムと違うのは、まず全員がサポーターコースの教育を受けてガチャを引く。その後、『ギルド レザムールズ』に体験入会して実地訓練を受ける。訓練が終了したら一般コースのガチャを引いて卒業なんだ。

 

 ガチャマシーンはギルド協会に設置されている。

 一般コースのガチャを引いていない僕の為にミンフィーがガチャを引く許可を特別にくれた。

 今日はミンフィーと一緒にガチャを引きに来た。


 久しぶりに運UPの飲み物を飲んでガチャを引く!

 

 冒険者カードをガチャマシーンに差し込んで


『 レザムールズ領の役に立てるスキルが欲しい! 』

 

 ポチ!


 巨大な四角の透明な箱の中に色とりどりのカプセルが入っていてボタンを押すと、ガチャガチャ音を立てて掻き回されている。


 ポトン……


 その中からカプセルが排出された。


 灰色のカプセルだった。



 スキル メイクブロック 魔力を消費して石材を生み出す



 んん? どうなんだこれ? 

 確かにこれから石材は欲しいよな……


「また変なのが出たわね……予想外すぎるわ」


 今度はミンフィーの番だ。ミンフィーも一般コースのガチャを引いてないからね。


 ドン!


 ミンフィーがガチャマシーンの赤いボタンを叩いた!


 ポトン……



 スキル 超品種改良  動植物の品種を劇的に変える



「フフフ……狙い通りね!!」


「今まで品種じゃあダメなの?」


「ここは前にいた場所とは違うわ。その土地に合った品種があればより良い物が生産出来るのよ」


「そうなんだ〜〜」


「それより早くブロックを作って見せて!」


「う、うん。魔力を消費するって事は魔法みたいな物かな」


「城壁に使われている石をイメージしてみて」


 魔法はイメージが大事だからね!


「メイクブロック!!」


 ズン……


 正方形の石が目の前に現れた!! 


 城壁に丁度いい大きさだ!!


 ミンフィーが叩いて強度を確認している。


「強度は十分ね! 魔力の消費はどう?」


「そんなに減った感じはしないよ」


 このスキルによりレザムールズ領の発展は更に速度早めることになった。


 毎日、ギルドハウスから大量のブロックを魔導ゴーレム達が運び出していく。

 僕とザリウスはギルドハウス内の作業場でひたすら働いている。僕は石材作り、ザリウスは木工作業だね。

 大量に魔力を消費するので魔力切れを防ぐ為、アイリスが完成した『ピアノ』で魔力回復の曲を演奏してくれる。たまに弾き語りをしてくれるんだけど回復効果が高まるみたいだ。それに加えて魔力回復の飲み物とマジックポーションまで飲めば何とか魔力切れにならずに1日分の魔力がもつ感じだ。


 夕方には魔力が枯渇してヘロヘロだけどね……


 夜は栞さんの聖域内で寝て魔力の超回復を図る。そうすれば朝には魔力が満タンさ!


「魔力の器が大きくなると魔導ゴーレムを増やされるから常にこんな状態だ」


 ザリウスは嘆いているけどまんざらでも無い。むしろ魔力が増えて喜んでいる


 現在、稼働している魔導ゴーレムは6体だ!!


 僕も用途に合った石材を作る様にしている。質の良い石を作ると余分に魔力を消費するみたい。



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