ゴースト
鳩は欲しているのか気づかないのかどっちなんだ
あいまいなものは白黒つけたい
オレンジの光照らす駅前を抜けるのは当たり前すぎて路地裏を抜けて明日を過去にする
教室が嫌いだ
その場にいるだけで透明になってしまう
声は聞こえるし同調の嵐は勢いづく
いつから主張の声をなくしたの?
存在しない僕は無口になる
なんでも言い合える関係なんて都合よすぎるよ
誰かの振り向いた顔が歪んだ
ほらそれが答えでしょう
ゴースト
僕は存在しないんだ
そう思っていれば時計は刻み続けるでしょう?
全員にいい顔するなんてできないよ
抵抗が僕だけだから無視するんだろ?
それでいいよ
同調している方が疲れるから
だから僕は厄介なゴーストなんだ
白い群れに入れないのはゴーストには色がないから?
そのせいで僕は浮いている
と言っても白い群れに染まりたくないだけ
だから自分だけの色をつければいいんだ
暗い部屋でスマホの充電が切れていると安心する
充電終えたスマホが勝手に起動しても空虚な言葉が光をなくす
人間関係の採点なんか僕にはできない
人生なんて大半曲がり角だらけだ
存在しないことを選択する勇気が僕にあるならその存在しないことを認めてもらうぐらい噛みついちゃいけませんか
わかってる
知ってる
そう僕が悪いんだろ
白い世界には染まりたくないんだ
そうなったら僕は他の色と交われない
透明そのことで迷惑かけたか?
色がないから無視するのか?
白のふりをする疲れ果てた者よ
ゴーストをなかったことにするのか?
それならこの場所で
存在しない色を探そう