表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/59

018 やばいと思ったが愛情を抑えきれなかった 〜我ながらやばいスキルを得ちゃうかな〜

ごめんなさい。こういうの好きなんです。

 目を覚ますと子鳥のさえずりが聞こえる。俺の隣にはスヤスヤ寝息を立ててるエミちゃん。


「こ、これが朝チュンというやつか。遂に成し遂げたのか、感慨深いな······」


 思わず呟いた。


 昨晩は調子に乗って5回戦まで致してしまった。初めてだったから即死するものだと思ったがエミの誘惑と挑発に踊らされがっつり搾られた。


 こんな可愛い子に……俺はなんて幸せなんだ! 世界初俺を中心に回っている!


「ぅ……ご主人様、おはようございます」


「おう、おはよう。起しちゃったか?」


「いえ、大丈夫です」


 眠そうな目をごしごし擦りながら何処か焦点の合っていない寝惚け気味のエミさん。


「可愛すぎる······」


「へ?」


 思わず抱きついてしまう。そう、昨日まではエミが俺にデレデレだったが、俺も既にエミにデレデレなのである。


 童貞は卒業してすぐに調子に乗る、と聞いたことがあるが俺は今まさにその状態。このエミという可愛らしい生き物は俺だけのものだと独占欲が朝からMAXなのだ。


「初めて同士なら想いがより深くなる。老婆さんの言う通りですね······ふふふ」


「どうした?」


「なんでもないです」


 エミがぶつぶつと言っているが重要な事では無さそうだ。


「そういえばご主人様、ギルドにはどれ位で出発しますか?」


「そんな事よりこうしていよう」


 俺はエミを組み伏せ少し強引にキスをする。驚きながら返してくれるエミが実に愛らしい。


「俺の時代が来てるっ!」


 そのままエミのお腹にダイブ。そう、このスベスベの肌が堪らない。ずっと頬擦りしていたい。


 エミはまるで甘えん坊の子供をあやす様に頭を撫でてくる。心地よすぎて依存しそう。


 結局出発は当初の予定より3時間も遅れた。




 ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎




「はあぁぁ」


 脱童貞したテンションを抑えれずに今考えると余りに恥ずかしすぎる行動に頭を抱え溜息をつく。めちゃくちゃ恥ずかしい。


 そう、まさに今賢者タイムに突入している。


「どうしました?」


 心配そうに訪ねてくるエミ。今日は冒険者登録することもあってフードを深く被らせている。


 ギルドは仕事だから大丈夫と思うが、冒険者の中にはダークエルフだと分かると因縁を付けてこようとする輩がいることを警戒してである。


「エミに甘えすぎたかなって」


「そんなっ! もっと甘えてくれていいんですよっ?!」


「いや、これ以上は恥ずいわ」


「そんな······」


 シクシクという擬音がお似合いな嘘泣きを華麗にスルーする。


「着いたぞ」


 ギルドでエミのギルドカードを作っている時、俺が初めてここに来た時を思い出していた。

 あの日から随分経ったな。そう思うと時間の速さに驚いてしまう。


 やはりギルドの職員は種族差別をしないようだ。気づいてないのかもしれないが、済ました顔で次の人の相手をしている。


「ご主人様、できました」


 嬉しそうにギルドカードを見せてくる。ついでに俺のも見せてやる。



<名前>エミ・リコルレット

<Lv.>18

<ランク>F

<所属パーティ>なし



<名前>タケト=マツモト

<Lv.>39

<ランク>F

<所有奴隷>エミ・リコルレット

<所属パーティ>なし



 そういえばここ最近俺のレベルが39で停滞してる気がする……色々あったし仕方ないか。これから暫くエミとレベリングだな。


「パーティーってどうやって組めばいいんだ?」


「すみません、実は私も知らないです」


 俺達が悩んでいると受付嬢が話しかけてきた。


「すみません、少し聞こえてきたもので。パーティー編成でお困りでしょうか?」


「はい、やり方を知らなくて」


「でしたらこちらへどうぞ。紙に記入するだけなので」


 即座に受付の隅に案内され用紙とペンを手渡された。受付嬢ちゃん、なんて優秀なんだ。


「えーなになに、パーティー名と名前を書けばいいのか。リーダーは俺でいいから、名前、名前かぁ」


 自分とエミの名前を記入し、パーティー名を考える。エミにも案を出してもらったが特にしっくりくるものが出てこない。


 うんうん唸っていると受付嬢が、「名前の変更はいつでも可能ですよ」と教えてくれたので適当に『F』にした。ランクのまんま、捻りはないです、はい。


「では登録してきますね」


「え? 書いただけじゃできないんですか?」


「ギルドの職員が奥にある石版に用紙をかざすことで初めてパーティー成立となります」


 そう言うと受付嬢は用紙を受け取り奥の部屋に持っていった。


 遂に俺の固有スキルが火を吹くぜ。ランクEのスキルと言えどもそこそこ役には立つはずだ。


 この【年功序列】というスキルは条件を満たすことで初めて稼働するスキルだ。今日はその記念すべき日となる。


「ご主人様、嬉しそうですね」


「そりゃ、初めてスキルが使えるんだからわくわくもするさ」


「子供みたいで可愛いです」


「照れる。止めてくれ」


 エミとそんな話をしていると、久々に脳内にあの声が流れる。



 《 【年功序列】の初使用が確認されました》

 《 【年功序列】の条件「合計年齢」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計レベル」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計種族数」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計年齢」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計レベル」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計レベル」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計レベル」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条件「合計レベル」による報酬を受け取りました》

 《 【年功序列】の条────あああああああうるせえええぇぇぇぇ!!


「うるせえっ!」


 ギルドにいた冒険者たちは急に怒鳴った俺の方を睨みながら「なんだなんだ?」「なんかあったのか?」「っち、うるせぇのはお前だろ」などと愚痴をこぼした。


 エミに至っては泣きそうになりながら「体の調子が優れないのでしょうか」と呟き真剣に悩んでいる。


 うん、今回は俺が悪いな。誤魔化そう。


「すみません! さっきから耳元で虫が飛び回っていて、つい怒鳴ってしまいました!」


 大声でその場にいた全員に謝罪。みんな直ぐに納得してくれたようだ。エミも安心したようだ。


「エミ、少しの間目を瞑って黙ってるから待っててくれる?」


「······わかりました」


 突然黙りこくる俺を不思議そうに眺めながらも了承してくれた。

 少しの間かかどうか疑わしいがこの機械音を聞きながら会話するのは難しそうだ。鳴り止むまで待つことにした。


 それから数分間頭の中で響く機械音が収まった。待たせていたエミに話し掛ける。


「すまん、ちょっと耳鳴りが」


「なるほど、それにしても随分と長かったですね。気分が優れないようでしたら今日は宿に戻りますか?」


「そうだな、スキルの影響だと思う。ステータスもゆっくり確認したいから今日は戻ろうか」


 エミの意見に従い宿に戻る。ベッドに腰掛け、いよいよ御開帳だ。


「さてと、確認してみるか。ステータスオープン!」


 瞬間俺は固まった。エミが心配そうにこちらを覗き込んでくる。


「……っは?! 意識が飛んでた」


 それにしても、わかりやすい上がり方をしたものだ。どうやら俺もチーター(クラスメイト)達の仲間入りを果たしたのかもしれない。



<名前> タケト=マツモト

<種族> 人族

<年齢> 17

< LV >51

<HP>790/31430

<MP>790/31430

<攻撃力>31430

<防御力>31430

<素早さ>31430

<命中率>31430

<会心率>31430

<魔攻力>31430

<精神力>339200

 装備:下着一式、防具一式、アイテムポーチ

 所有金額:248827エン

 スキル:【全てを見通す目】【鷹の目】【顕微鏡】【剣術Lv.89】【体術Lv.68】【隠蔽】【制御(リミッター)】【生活魔法Lv.1】【初級回復魔法Lv.99】【中級回復魔法Lv.99】【上級回復魔法Lv.22】【初級火魔法Lv.1 】【初級水魔法Lv.1】【初級雷魔法Lv.1】【初級風魔法Lv.1】【初級土魔法Lv.1】【初級聖魔法Lv.1】【初級闇魔法Lv.1】【初級虚魔法Lv.1】【初級性魔法Lv.1】【空間魔法Lv.1】【古代魔法Lv.1】【自学自習】【高速思考】【並列思考】【暴飲暴食】【生成魔法】【生成魔法具】【物理攻撃無効化Ⅰ】【魔法攻撃無効化Ⅰ】【咆哮】【優等生】【無詠唱】 【想像魔法】【高速魔法】【並列魔法】【錬金術Lv.1】【切磋琢磨】【経験値効率上昇】【吸収】【使役】

 固有スキル:【年功序列】【????】【????】【????】【????】【????】

 簡易設定:【自動換金 ON】



 インフレの雑さに笑うしかない。なんか普通にクラスの奴らより強い気がしてきた。まぁAランクSランクは別格だろうけど、それ以下なら……調子に乗らない様にしないと。これが最低基準の場合もある。


 もしかして異世界転生の付録スキルの基準が高いだけかも。


 レベルは······少し上がってるね。

 固有スキルも1個のはずだが増えてる。


 調子に乗っていいよね? ここまで来たら。

 しかし、それに伴い納得出来ないことがある。


「はは、ははははっ! 俺のゴブリン狩りの意味はどこいったああぁぁ!!」


「ご主人様?先程から様子がおかしいですよ」


 エミが本気で困ってる。そろそろ冷静になろう。まずは順序よく説明だ。


「エミ、俺はな、神になったかもしれない」


「······どんなご主人様でも一生愛して寄り添うことを誓いますっ!」


 俺の意味不明な言葉に勘違いしたであろうエミが涙ながらに訴え、抱きついてきた。


「調子に乗りすぎた······」


 勘違いを一から説明するのがこんなに手間だとは思わなかった。




 ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎ ◎◎◎




 ちなみに、スキルを1通り読むのと今回手に入れたアイテムを調べるのでその日丸々費やしたのは言うまでもない。




【アイテムポーチ】

 数学の教科書、化学の教科書、物理の教科書、古典の教科書、筆箱(シャーペン、消しゴム、物差し、予備の消しゴム予備のシャーペン)、スマートフォン、電子辞書、水筒、弁当箱(空)、ゴブリンの死体✕24、薬草×8、私服一式(女用)×2、私服一式(男用)×5、防具1式、賢者の石、不思議なラムネ×99、夢のデート券×99、異世界で最も易しい魔法教本、異世界で最も易しい料理教本、異世界で最も易しい図工教本、異世界で最も易しい栽培教本、異世界で最も易しい学問教本、民族衣装図鑑、忠誠の腕輪×99、カップラーメン×99、インスタントコーヒー×99


 

かわいい女の子とイチャイチャするのを書きたいだけだってバレてないよね ͡° ͜ ʖ ͡° )

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ