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夏休みでの俺の目標
昼夜逆転生活をやめる
『ドゴンッ!』 ザクッ!
ん?なんの音かって?3匹目のドンピンクラビットが木に衝突して気絶したので首チョンパしただけですよ。
ちなみに、2匹目も全く同じです。だってこれが1番楽そうなんだもん。
ドンピンクラビットがでてきた時のピンクラビットの討伐数は1匹目が出てきた時は30、2匹目は60、3匹目は90。30の倍数の時にでてきた。中ボス枠なのかな?
そして今、3匹目のドンピンクラビットを倒したあと、残りのピンクラビットが押し寄せてきた。
ドンピンクラビットを倒したらピンクラビットに変化かなにかないかを調べるために鑑定するようにしている。
そして、今見るとさっきまでの兎達と比べるとレベルが3か4ほど上がっている。まぁ、それでも1撃で死なない限りは大丈夫かな。多分ポーションは足りると思う。結構減ったけどまだ8本残っている。
ていうか、まだキングがでてないけど、あと数匹で終わるけど、最後に1対1とかかな?
まぁまずラスト数匹片ずけるか。
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「これでラストだ!」
まぁ、キングいるから違うんだけどね。
合計103匹の兎たちを倒しました。ピンクラビット80匹目くらいでレベルが上がった。今の内にLUKに振っとこう。
バキバキッ バキバキッ
なんか大っきいのが近づいて来てるなぁ。もう帰ってくれない?
鑑定!
キングピンクラビット HP:○○
ピンクラビット達の王。大きさ、強さ、色の濃ゆさ、他にも色々な条件でドンピンクラビット達をも越えたピンクラビット。その毛皮は堅く、脚の強さは草食動物のものではない。
う〜ん、まぁHPが見れないのは分かってたがドンより確実に多いよなぁ。
ん?なんでそんな遠くに立ち止まってるんだ?あっ、やばい。緊急回避。
ビュン!
ナイス俺の直感。
キングがいたのは数十メートル離れた場所だったが、なんか危ない予感がしたので直感的に某狩りゲーのような緊急回避をしたら俺の居た場所にキングが突進。あと、1、2秒遅かったら当たってた。
しかも、跳んでくる時の音が怖いよ。なんであんなデッカイのがあんな音たてるんだよ。
っていうか、これってドンと同じ方法で行けるんじゃね?木に衝突させる作戦。これだ!
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あのデカ兎絶対おかしい。
さっき俺は偶に跳んでくるキングを避けながら大きな木を探していた。そしたら良さそうなのが
あったのでその前に立ち止まってキングを待ち構えていた。その木は周りの木よりもデカくて、丈夫そうでドンたちが数十回衝突しても大丈夫であろう大木だ。
そしたらあのデカ兎の野郎。一撃でへし折りやがった。あの突撃の威力舐めてた。あんなの掠っただけで逝っちゃうよ!
ひとまずどうしようか。このままただ避けてるだけじゃジリ貧だ。
それでも今は逃げるしかないな。近づくのも怖いしほんとにどうしよう。
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ドゴンッ! メキャベギッ バタン!
ドゴンッ! メキャベギッ バタン!
ドゴンッ! メキャベギッ バタン!
避ける。今はひたすら集中して少しでもダメージを入れるために出来るだけ大きい木の前でキングの攻撃を避けている。ってか他に攻撃ないのかよ。まぁ、俺が近ずかないってのもあるだろうけどな。
ドゴンッ! メキャベギッ バタン!
ドゴンッ! メキッ
ん、木が倒れない?あいつもついに疲れて来たか?
いや、違うな。あいつまだピンピンしてやがる。木がなんか違うな。太さとかは変わらないが、色とかが違う。
木って鑑定できるよね?鑑定!よしできた。
鉄樫の木
その辺に育っている普通の樫の木より、硬いため鉄という名前が付けられた木。別に珍しくなく、むしろ群生すると硬いので斬るのも大変、加工するのも大変で、割と邪魔者扱いされている可愛そうな木。
ただ生えているだけで邪魔者扱いとか可愛そうなだな。
ただ、今はそれよりこの木を使ってあのデカ兎を倒さないと。
ビュン! グシャ!
あっ、木を鑑定してキングの方見てなかった。
なにやってんだ俺の馬鹿ぁぁあ!
〈あなたは死亡しました〉
はい、知ってます。はぁ、初めて死んだな。せっかく倒せそうだったのに悔しいなぁ。もう1回挑戦とかできないかな。
〈3秒後に蘇生されます〉
......え?
夏休みって1日1日が早いですね。このままずっと続いてぇ......
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