2.5 不機嫌なウサギ11
今回の話は所謂R15禁です。
ちょっと下品でもあります。
苦手な方はスルーして頂けると宜しいかと思われます。
尚、読まなくても支障はありません。
うーん…
何でここに居るんだっけ?
あれからミトラさんは玄関横の部屋、応接間に部下の精霊さんと共に入って行き、マルティンさんは帰って来たオリアナさんと共に地下へ。って、地下ってあったの初めて知りました!マルティンさんが地下へ行きますって言って、初めて聴いて吃驚してたらマルティンさんとマミュウさんに「あ」って、教えるの忘れてましたと謝られました。別にいいのだけど、今度案内してね?と約束取り付けましたよー!ふふふ、楽しみっ!
ちなみに、地下へは隠し扉で隠されて居るから、一部の人しか知らないのだそうです。理由は今度案内したら教えますって言われたけど、何があるのかな?
で、それは良いのだけど…
傍らで眠る美少年、竜王様の横で椅子に座ってツンツンと頬をつついてます。
ツンツンツン
ツンツンツン
ツンツンツン
「…ぅ」
正直に言いますと嫌がらせです。
だってね?竜王様ってば私の家庭教師に焼きもちは無いでしょ?だから抗議しました。そう言うのはいけませんって。そうしたら拗ねました。うん、子供ですか?
確かに今の竜王様の姿は子供ですけど、でも駄目ですからね、大人だって言うのは知ってるんですから、ちゃんと叱りますよ!それとずーっとソッポ向いてるのは頂けませんっ!
「竜王様」
ぴくって背中が震えましたね?無視してても身体が反応する辺り、聞いては居る様ですね。
…よし、ならば悪戯だあっ!
よいしょっとスカートを翻し、寝ている竜王様の上に覆い被さります。うん、朝に竜王様がしてた事のお返しです。
でも熱があったから程々にはするけどね~と思いつつ、驚いた顔の竜王様のおでこに手を当てて、一応確認。ん~まだあるかな?
「無視は最低です。男らしくありません」
と言ったら途端にガバッと起き上がり…
「きゃっ!」
力強く起きるモノだからベットの上に転がっちゃって、って、え?
「~~っ!」
あまりの事に固まってたら、竜王様真っ赤になって顔を背けました。えっと、私はその竜王様を確認してソロソロと捲れて下着が丸見えのスカートを整えます………
竜王様、ピンクってボソッて言わないで!
顔を両手で覆って、耳まで真っ赤になって、ううう…見られたぁ!
「すまなかった、その、男らしく無かったな」
ボソボソとソッポを向いて両手で顔を覆ったまま、竜王様は謝って来ますけど、その、ぅうう…
手の間からチラチラと此方とスカートを見るの止めて貰えないかなぁ。恥ずかしい…
しかも何時もなら子供用のショーツなんですが、今日は竜王様が熱があるからって少し落ち込んでた私にマミュウさんが、「御嬢様、綺麗な下着にして気分を変えましょう」と、その…
総バックレースのショーツとか、御揃いのスリップとか、ガーターベルトも全部ピンクで統一したし、ツルペタなのにマミュウさんが気持ち少し膨らんで来たからって、初めてブラまで着けて…
あれ、膨らんで来たって事は先日竜王様が触ったからかな?
揉まれると大きくなるって聞いたし。
「レイン聞こえてるから!それ以上喋らなくていいからっ!」
あれ?喋ってた!?
「ショーツとかブラとか…」
あ、どうやら全部話してたみたい。ひぇぇ…
竜王様真っ赤で、「熱上がる」って、え、えええっ!?
「ちゃ、ちゃんと寝て無いと駄目ですっ!ああもうっ!竜王様ってばっ!お布団ちゃんと被って下さいっ!」
「いや、熱が上がるって言うのは君のせいで」
「えええっ!私のせいっ?ヤダどうしよう、わ、わた…」
「落ち着いて」
って言われても落ち着け無いですっ!私のせいなのっ?
ワタワタベットの上で焦って居たら、真っ赤の顔の竜王様が、
「レイン」
「は、はいっ」
「…落ち着け無い?」
「う、う、うん」
あ、はいっって言おうとしたら、
「責任取って」
「え?」
「レインのせいで熱が下がらん」
「えええええええっ!」
「だから責任取って」
って、え?
ぱすんっとベットに押し倒され…え?えええ?
「初めてブラ付けたのだろ?見たい。レインの下着姿見せて」
と、服剥ぎ取られました…一応下着姿だけですけどねっ!
熱があるんだから駄目っ!と無理矢理ベットに押さえ付けて寝かせたら、じゃあ添い寝してくれって懇願され。仕方無く竜王様の大人の時に着ていた寝間着の上だけ借りて横に入ったら、物凄く嬉しそうに手を握って来たけど、お昼寝だけですからねっ!午後の御勉強あるんだから!と言ったら少ししょげてました。でも御勉強サボりたく無いのです。ちゃんと学ばないとね。
お昼寝から起きたら、ちゃんとマミュウさんに御勉強教えて貰わなくちゃ、でもその前にお昼ごはんかなぁ…
下着一新すると何となく気分が良くなる~…と思うのは私だけでしょうか?




