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子ウサギは竜王様に寵愛されたい  作者: 柚ノ木 碧(活動休止中)
4章 茜さす樹、影巣食う街
215/256

閑話 見守っておこう

本日此方は二度目の更新です。

「この身体~」の方もあわせると三度目の更新。

つ、疲れた(˘•ω•˘;)

その為、明日の更新は少し時間が遅れます。

 side.オットー


 貴方お疲れ様。

 そう言ってカメリアは私の額に濡らしたタオルを乗せて来た。


 今私は自宅と言っても古城だが、その自宅の一室である居間のソファーの上に済まないと思いつつも目を瞑って横になって居た。

 息子は帰宅後に直ぐに着替えに行った後、妹の部屋に行き付き添いをしている。

 娘のミウの手は直ぐにくっついてくれたので安堵はしているのだが、後遺症が出ないとは限らない。それにこれから1週間程ウサギ様の元へいって治療を受けさせなくては為らないし、医者にも見せなくては為らない。

 今日はもう遅いから明日あたり町医者に連絡をして連れてこようと思っていたら、こうして妻であるカメリアに冷やしたタオルを乗せられた。

 ひんやりして気持ちが良い。


「ミウは今夜一晩ぐらいで恐らく熱は下がると思うけど、明日も下がらなかったら早々にお医者さんをお願いね」


「ああ」


「それとアルバの事だけど。もし夜も看病するって言い出したら意地でも寝かせてね?私だともう敵わないのよ」


 力が強くってと肩をすくめて喋る妻。

 確かにここ1年ほどで急激に大きくなった息子。

 つい先日成人したばかりだと言うのに。いや、成人したからか。


「大きくなったよな」


「ええ、アルバはもう大人よね」


 クスリとカメリアは笑い―…


「それでも何時までも妹離れ出来て無くて吃驚しているけどね」


「ミウはカメリアに似て可愛いからな」


「あら?貴方に似てるわよあの子」


「そうか?」


「ええ、向こう見ずで正義感な所がそっくり」


「それは君もだろう」


「あらやだ似た者夫婦」


 互いに顔を見合わせて笑う。

 こう言った所は昔から変わらない。

 ふぅとため息を付くとカメリアが私の顔を覗き込んで来る。

 その顔は少しばかり困った様な、そんな風に見えるが少しばかり喜んで居る様にも見える。


「アルバがどうせ何か貴方に言ったのでしょ?だから疲れているのね?」


 どうやらばれて居るらしい。


「我が息子はミウが親友の為に救出に先頭切って出たのが気に食わないらしい。こう言うのは成人した大人がするべきだってな」


「まぁ」


「だがあの場はミウが一番適切だった。残念な事にどの大人よりもな。あの場で一番力が適していて魔力があったのがあの子だったのだ。私でもマルティン様でも無く、な」


「ミウも大きくなったのね」


「身体は小さいのにな」


「身体は関係ないわ。だってあの子は貴方と私の子ですもの。強いわ」


「そうだな…」


 先程の息子であるアルバの顔を思い出す。

 馬車からミウを降ろしてから部屋に運び、ベットに寝かせてミウの部屋を出た途端、「どうしてあの場で大人が動かなかった!」と怒って来たのだ。言っても仕方ない事だとアルバも分かっていたのだろうが言わずには行かなかったのだろう。

 何せ息子はまだ若い。

 若いからこそ見えて居ない事と言わなくては納得をしない事がある。


 今回は後者だなとアルバの様子を見て判断をする。

 前者だったら今後徹底的に扱かなければ為らなかった所だ。

 この城の関係者である以上、一定の能力と思考力が無ければこの先危険だからだ。


 敏い子で良かったと我が子ながら思い、親馬鹿だなと思う。


「それにしてもアルバは困ったものね」


「そうか?」


「あの子初恋もまだなのよ?最近はもしかしたらって思ったのだけど、相手は婚約者持ちだったし」


 ちょっと待て初耳だ。

 婚約者とは…まさか。


「お嬢様ではないわよ?幾らなんでもアルバも命知らずじゃないわ。相手はキーラちゃんよ。といっても憧れだったようだけど」


「憧れ…」


 女性に憧れって何だろう。

 キーラの事を思い浮かべてみるが、私には少し分かりにくい。だがアルバの事を考えてみると、魔力とかだろうか。


「ま、パパには憧れとか分かりにくいかもね?」


「う…」


「それは兎も角、アルバの妹離れは早々にして欲しいわ。そうじゃないとあの子結婚出来そうにないもの。もしくはパパみたいに晩婚になりそうだし。あの子が晩婚だと困るわ~私早く孫の顔がみたいのよ」


 まだまだ若い妻であるカメリアはぷぅっと頬を膨らませる。


「君は若いからまだ孫と言うのは早いのではないか?それにアルバだって学生の身分なのだし」


「将来よ将来。あ~あ~ミウが遅れそうだからアルバには早く可愛いお嫁さんを連れて来て欲しいのに」


 そっちが本音か。

 もしかして寂しいのだろうか。

 つい先日ミウがマルティン様によって寮から無理矢理連れられて来たが、どうやら寂しがらせてしまって居た様だ。

 拗ねる妻の頭に手を乗せて撫でると「あら子供の心配をしていたのに私が子供扱い」と笑っている。


「アルバの事は時間が解決するだろう。今は見守っておこう」


「そうね、そうよね」


 年が離れて居るから余計心配なのだろうし、何よりミウはかなりのお転婆娘だ。

 そう言うとこがカメリアの小さい時に似ていてつい甘やかせてしまうのだが。


「取り敢えずアルバにはいいこを何とか見付けて貰わないとね。なんなら引き合わせようかしら…」


 ぶつぶつと自身の世界に突入してしまった妻を見て、アルバについ頑張れと無責任に思ってしまった。


閑話だったので本日中にUPしたかったんだ…

疲れたけど本望です。

(๑•̀ㅂ•́)و✧



作者のモチベーション維持の為、ブックマーク及び評価をどうか宜しくお願い致します

m(__)m

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