番外編 祝PV1000越え有難う御座います 2(酔っ払った女神さん)
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★今回のお話はスピンオフ先である「異世界転生したのはいいけど、この身体俺のでは無いようです!」の、サブキャラクターが出ておりますが、知らなくても大丈夫な様に書かれております。
☆苦手な方はお戻り下さい。
★それでもいいよと言う方は下記をどうぞ。
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酔っ払った女神さん
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視界の真ん中、と言うか部屋の真ん中でこの世界の女神、ザアファラーンは千鳥足で歌を歌っていた。
手には酒瓶。
アルコール度が70以上と言う中々の品物。
…信者には見せられない姿だ。
最もこの場所には誰もこれないが。
「やけに上機嫌だな?」
と、問えば
「ん、ふっふ~貴方も起きられる様になったし!五番目の弟君に、やーーーーっと、お嫁さんが見付かったし~♪」
と、後半の爆弾宣言勃発。
ぶはっと手にしていた御茶を盛大に吐き、むせる。
確か五番目は朴念仁で………………………大丈夫か?
相手の女、大丈夫なのか!?
「ずうっとグリンウッドの守護していたけど、これでお役目御免でいいわね~♪」
「それ、問題ないか?」
「ダイッジョーブ!…多分?」
「…後で調査に向かわせる」
「んっふっふ~さーすがダーリン!」
ガバァッと抱き付いて来る我が妻の頭を撫でつつ、明日は二日酔いだろうな、と思いふと思う。
「相手の子はどんな子だった?」
「うさぎさん!」
…うん?
聞き間違えかな?
「あ、いや、どんな子?」
「かわいいうさぎさん!」
………。
はい?
「かーわいくってね~!おめめがキラキラしててね、で、『私に』弟の姿を思い描きながら、旦那さんが欲しいって願ったから叶えて来ちゃった!」
…………………………いいのかそれで。
「元々番だったから出来たのよ?そうじゃなきゃやらないわ。」
まあそうなんでしょうけど。
「それでね、女神特製ブレスレットをプレゼントしてみましたっ!」
それどんなチート。。。
「んーと、人間になったりー!色々っ!!」
と、言って使用説明を事細かに話し終えたザアファラーンはそのまま寝落ちした。
うん、これ絶対に使用説明してないパターンだ。
過去に何度も被害にあったものな…………
遠い目になり、現魔王アドニスは女神を寝室に寝かせ、自身は書斎に赴く。
絶対に説明してないであろう事態を想定した上で、五番目の有能な執事に宛てて書状をしたため魔法にて送る。
さて、今後どうなるのかと宙を眺め……御茶を入れ直すのだった。
餌、(腕輪ブンブンブンッ)




