プロローグ
未熟ですがこれからもがばってきます。
俺の名前は山口恵輔。十四歳である。この詠進中に通っていてる。成績は普通かな。みんなからは恵輔とか山さんとか呼ばれてる。彼女ナシ。自分の顔には自信がない。まわりからは結構かっこいいとか言われるけど自分ではそうは思わない。告白も何回もされたけど、「俺よりいい人いっぱい居るよ。」って全部言った。だってさ、別に好きでもない相手と付き合うなんて、本当の彼女なんて言わないでしょ?
今俺は教室二年四組で五時間目を受けている。非常につまんない。・・・眠い・・・。寝ない方がいいかな?でも、いいか別にたまには・・・・・。
「おい、終わったぞ。・・・恵輔?終わったぞ。お〜い。」
誰かが背中を叩いてる。
「んあ?どした?」
目をこすりつつ返答する。
「授業終わったぞ。」
「へ?そいつは光栄だ。」
「そうかい。」
後ろの席の三浦に起こしてもらい、時計を見る。
時計はPM一時五十一分となっており現在は休み時間である。黒板にはごたごたと因数分解の式が書いてあり、見ただけでも頭がおかしくなる。
机の教材一式を机の中にいれ、いとつ伸びをする。
それにしても中二なるとこんな面倒なことするなんて聞いてなかったぞ。
今五時間目の数学がちょうど終わったとこである。俺にとってはただの睡眠時間にしかなんなかったのだが。まあ
それにしてもこの席の位置は絶好の眠り場だ。廊下側前から四番目。先生方にとっての死角であるからな。
しかし、人口密度高いな。真夏っていうのに元気なやつらだ。もっとテンション下げたらどうだ?すこしは気温が下がるぞ。
俺は、席を立ち教室から出た。気分転換というやつさ。さっきの数学のおかげでだいぶ寝れた。しかしまだ眠い!
五時間目にもなると睡魔が襲いはじめるからな!
俺はなんとなく二年一組へと向かった。同じ部活の小沢に今日の部活について話そうかなとおもったからだ。一組は二、三組の奥に位置しバド部も何名か居る。
「小沢さ〜ん。」
一組に着き廊下側にある机で寝ている小沢に話しかける。
「んあ?恵輔?どした?」
さっき俺が言ったなそのセリフに近いもの。
「今日の部活何?」
「知らん!!部活黒板見てこい。」
「ん。」
ご機嫌が悪いようだ。また会おう。
一組から離れ部活黒板に向かった。
ちなみに俺はバドミントン部なんだが・・・この部活を一年もやっていると、干物になる。として有名なため部員が男女合計三十二名と結構少ないため交流があんまなく実につまらない。それに、この地区では結構な強豪校らしく厳しい故に疲れるのだ。・・・まあそんなの知って入ったのだがな。
俺は二階の部活黒板と称された各部活の今後の活動連絡が書いてあるとこに向かった。ちなみに我等二年の教室はこの学校の四階にあるため階段を利用して階を移動する。エスカレーターでもあったらどんだけ苦労しないだろう。
あとクーラーつけて欲しいね。校内中に。・・・・・と思いつつ階段を下りはじめた。全く今日は暑いなあ。プール入りてーな・・・・ん?二階に到着した。(怖!)自然と向かってたんだろうな。こうやって休み時間にここに来るのも何百回もやってるしな。
俺は早速黒板を見た。
・・・今日はオズの魔法使いの練習・・・ああ演劇部か、それは。その下だなバドミントン部は・・・・え〜と今日のメニューは・・・オズの魔法・・じゃない外周十周!?どんだけぇ〜。顧問は何考えてんだ、今日は七月十日。晴れ、最高気温三十五度、最低気温二十一度だぞ。昨日のか今日の天気予報見逃したのか?俺はちゃんと木原さんの天気予報見たぞ。
その温度の中で外周十周(外周一周八百メートルなんで約八キロ)なんて走ったら本当に干物になるよ。
・・・・だいたいなんで俺はバドミントン部なんて入いったんだ?一年の時にこういう干物覚悟の部活って有名なの知ってたのにさ。
「おっ!恵輔じゃないかっ!」
聞き覚えがある声が俺をよんだ。
「ん?森くんか。相変わらず変な漫画系列の声出すね。」
「ちっち。単にテンションが高いだけだよ!!。」
一階から森くんのクラス人がぞろぞろと上がってきた。
森くんとは同じ小学校で中学校になってからは全然話してない。久々の再会である。それにしてもこの大柄な巨人が陸上部なんて信じられない。友達から聞いた情報だが・・・。・・・でなに?単にテンションが高い?そんなの知ってるよ。君のキャラ的にね。だいたい『!』←コレ使いすぎだよ。今の会話で四回も使ってるよ。
「五時間目なんだった?」
「体育さ!!恵輔は?」
「すうがく。」
本当テンション高いな。
「ふぅ〜ん。そうか!それじゃあね。また会おう!!」
颯爽と階段へ向かっていった。
さてと、俺も教室に戻るかな。
俺はまた階段へ向かい一段飛ばしで四階へと向かった。
このあと俺にとんだ偶然が降り掛かるか知らずに・・・。