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〜Kokoro〜 ココロ  作者: 樫吾春樹
3/6

小学時代

 あるところに、小さな女の子がいました。その女の子の名は、ハルキ。彼女はもうすぐ、弟が出来るのだ。けれど彼女はまだ、この先に起こることには全然気づいていなかった。

 それから少し経って彼女は小学生になった。変化があったとすれば、弟が生まれたことだった。彼女は、今までよりも頑張っていた。姉として、小学生として。

 ある日彼女は、雨の日に傘を振り回して遊んでいた。その時、近くにいた彼女の友達に当たってしまった。とても申し訳ないと、彼女は思った。きっと許してもらえないとも思った。

 次の日、ハルキは友達の家に行った。親と一緒に見舞いをしに。友達は許してくれたが、ハルキの中は罪悪感でいっぱいだった。

 時が経ってハルキの家族は引越しをしなければ、ならなくなった。

小学校に入って、半年のことだった。

 彼女の中には不安があった。新しい学校でみんなと仲良くできるか、外国人だけど他に人と変わりなく接してもらえるか、とか色々考えてしまう。

 それからしばらくして、彼女は新しい学校に通学しはじめた。まだ分からないことがたくさんあって、初めのうちは慣れないことばかりだった。クラスや授業も全然違っていた。

 彼女には新しい友達ができていた。ハルキの友達の名は織芽和華羽シキメワカバという子だった。彼女とハルキはとても仲が良かった。ハルキも、他の子たちよりもずっと良いと思っていた。何故なら、外国人のハルキのことを他の子たちと変わらず接してくれるからだ。もしかしたら、他の子よりもよく接してくれるのだろう。だけど他の子は、ハルキのことをよく思ってないみたいだ。その結果、この小学校で後に苦しむこととなる。

 二年のときが流れて、ハルキはすっかり学校にも慣れた。今のクラスはどちらかといえば、嫌いだ。クラスに入りたくないと考えてしまうのだ。何故なら、「いじめ」があるからだ。でも、頑張って通っている。ワカバがいるからだ。彼女は、いつもハルキを支えてくれる。

 だけど、彼女もハルキと同じようにいじめを受けていた。彼女も彼女で苦しんでいたということを、ワカバが話してくれた。

 ハルキは必死になっていじめに耐えていた。そんな時、一年の中で一番嬉しい日がやってきた。

 そう、誕生日だった。

 この日だけはクラスのみんなも違っていた。誕生日と知っている人は、「おめでとう」って言ってくれた。その日だけは、とても楽しく思えた。

 さらに時は流れ、ハルキは小学校の卒業式を行っていた。ハルキは、春から中学生になる。小学校で過ごした6年間は楽しくも、苦しいこともあった。けどワカバがいたから、ここまで来れたと思う。

 でも何故か、涙は流れなかった。きっとみんな、別れても会えると思っていたのだろう。しかしこの考えを覆す出来事が起きるとは、当時のハルキは知るはずもなかった。

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