オーク
《豚鬼種:オーク》
■ 分類
亜人型魔物/豚鬼種
危険度:Dランク
※3〜4体以上の群れを形成した場合、Cランク相当に引き上げられる。
■ 概要
オークは、肥満した体躯と鈍重そうな見た目から
しばしば「鈍くて力任せな魔物」と誤解される。
だが実態は、
高代謝・高筋密度の怪力型魔物であり、真正面からの力比べにおいては、同ランク帯の魔物を大きく上回る危険性を持つ。
初心者冒険者が
「ゴブリンより少し強い程度」と認識して挑み、
返り討ちに遭う例が後を絶たない。
■ 危険度評価について
オークは基本的に単独行動を好む。
* 若年個体・単体:Dランク
* 3〜4体以上の群れ:Cランク
群れを形成するのは例外的で、
子育て期に限られる。
この期間のオークは非常に攻撃的で、
巣に近づく存在すべてを敵とみなす。
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### ■ 生態
オークは親離れした後、
長期間を単独で生きる魔物である。
縄張り意識は強いが、
ゴブリンほど執着心や執念深さはない。
ダンジョンや森の奥、
獲物の多い場所に居着くことが多い。
■ 身体的特徴
外見は太って見えるが、
皮下脂肪の下は異常なほど発達した筋肉で構成されている。
* 非常に高い怪力
* 打撃耐性が高い
* 刺突や切断にもある程度耐える
素手で人間を殴り殺すことが可能であり、
加えて以下のような武器を使うことが多い。
* 棍棒
* 削り出した丸太
* 骨や牙を加工した武器
武器は無骨だが、
一撃の破壊力は致命的である。
■ 食性
肉食寄りの雑食。
* 獣
* 魔物
* 人間
* 保存肉
ゴブリンほど悪食ではなく、自ら狩った獲物を捕食する傾向が強い。
この点において、オークは「捕食者」として完成度が高い。
■ 他魔物との関係
戦闘経験の浅い若年オークは、ゴブリン数匹に狩られる例が頻繁にある。
これはオークが弱いのではなく、
* 連携を取らない
* 罠を警戒しない
* 数の概念に疎い
といった性質によるものである。
一方、戦闘経験を積んだオークは、単独でも非常に危険な存在となる。
■ 嗅覚と弱点
オークは嗅覚が極めて優れている。
* 血の匂い
* 汗
* 人の匂い
* 魔物の体臭
これらに敏感に反応する。
ただし、刺激臭に対して極端に弱いという弱点がある。
* 酸
* 強烈な香草
* 腐臭
* 煙
これらを浴びせられると、錯乱し、判断力を失い、無秩序な行動を取る。
■ 危険な行動特性
警戒心の低い個体、
あるいは刺激臭や血の匂いに影響された状態では、人に対して欲情行動を取る例が確認されている。
このため、
女性冒険者の単独行動は特に危険とされる。
ギルドではこの点を明記することを避けるが、
実地講習では必ず警告される。
■ 素材価値
オークは素材価値が非常に高い魔物である。
* 肉:非常に美味。高級食材として流通
* 牙・骨:極めて頑強。
* ゴブリンの武器
* 人間用の武具素材としても利用可能
* 魔石:中位、安定した価値
このため、
オーク討伐は危険だが儲かる依頼として人気がある。
■ 戦闘時の注意
* 正面からの力比べは避ける
* 匂い対策を徹底する
* 狭所での戦闘は危険
* 群れの有無を必ず確認
特に重要なのは、「太っているから遅い」という思い込みを捨てること。
オークは、一瞬で距離を詰めてくる怪力の捕食者である。
■ 冒険者ギルド注意書き
「オークは鈍い敵ではない。近づかれたら終わる敵である。」




