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ゴブリン

《小鬼種:ゴブリン》


■ 分類


亜人型魔物/小鬼種

危険度:Dランク

※群れ(6体超)を形成した場合、Cランク相当に引き上げられる。



■ 概要


ゴブリンは人型に近い姿を持つ低位亜人魔物であり、

知能・学習能力・集団行動を併せ持つ点において、

スライムなどの単純魔物とは明確に区別される存在である。


身長は人間の子供程度。

皮膚は緑から灰色が多く、痩せ細った体躯をしている。


外見だけで判断すると弱そうに見えるが、油断した冒険者を殺す魔物の代表例として、ギルド内では警戒対象に指定されている。


■ 危険度評価について


ゴブリンの危険度は数によって変動する。


* 単独個体はぐれ:Eランク相当

* 2〜6体の小規模群:Dランク

* 7体以上の群れ、もしくは組織的行動:Cランク


単独のゴブリンは、Eランクの森オオカミにも容易に殺される程度の戦闘力しか持たない。


しかし、群れを形成した場合、

連携・待ち伏せ・罠・武器使用といった行動が顕著になる。


■ 生態


ゴブリンは基本的に群れで行動する魔物であり、単独個体は群れからはぐれたか、追い出された例外的存在である。


巣は以下のような場所に作られる。


* 小規模ダンジョン

* 廃坑

* 洞窟

* 人の寄り付かない遺構


ゴブリンが巣を構えたダンジョンでは、他の魔物がほとんど存在しないケースが多い。


これはゴブリンが、そのダンジョン内の魔物を餌として狩り尽くすためである。



■ 食性

極めて雑食かつ悪食。


* 小動物

* 魔物

* 腐肉

* 人間の死体

* 同族の死体


食べられるものは基本的に何でも食べる。


このため、ゴブリンの巣周辺は異臭が強く、

死骸や血痕が残されていることが多い。


■ 繁殖とゴブリンクイーン


ゴブリンの勢力拡大において、

最も警戒すべき存在がゴブリンクイーンである。


ダンジョン最深部などに確認されることがあり、

この個体は戦闘能力をほとんど持たない代わりに、

ゴブリンを産み続けるための存在とされる。


ゴブリンクイーンが確認された場合、

ギルドは即座に早期殲滅依頼を発行する。


補足として、ゴブリンはゴブリン以外の雌個体の魔物や冒険者に対しても、同様の繁殖行動を取ることが確認されている。


この点において、ゴブリンは単なる低位魔物ではなく、明確な害悪存在として扱われる。



■ 行動特性


ゴブリンの最大の特徴は、

手先の器用さと学習能力である。


* ナイフ

* 棍棒

* 石投げ

* 弓

* 人間の剣・盾


拾えるものは何でも武器にする。


特に注意すべき点として、倒した冒険者から装備を剥ぎ取り、使用法を学習する。


そのため、昨日倒したはずのゴブリンが、今日には剣を振り回している、という事例は珍しくない。



■ 戦闘時の注意


* 単独でも油断しない

* 必ず周囲を警戒する

* 逃げる個体を追いすぎない

* 装備の差=安全ではない


特に初心者冒険者に多い失敗として、


「弱そうだから突っ込んだ」


という判断ミスが挙げられる。


ゴブリンは弱い。

だが、殺し方を知っている。



■ 素材価値


* 魔石:低位、価値は低い

* 肉:痩せており、非常に不味く食用不可

* 皮・骨:ほぼ価値なし


討伐目的は素材ではなく被害抑止である。



■ 冒険者ギルド注意書き


「ゴブリンは弱い敵ではない。

 数と知恵で殺してくる敵である。」


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