思い出カセット「ゼビウス」
無敵、それは憧れの言葉。
そう、この時のナムコは輝いていたなあ。
ゲーセンのゼビウスが、なんと家庭でできるって、みんな騒いでましたね~。
でも、私はシューティングゲームが苦手なのでさほどでした。
そんなある日、衝撃的なニュースが教室中を駆け巡ります。
「ゼビウスに無敵コマンドがあるって!」
教室はもう騒然です。
当時のゲームも、裏技は結構ありました。
ドンキーコングの梯子をつかって1面ワープや、マリオブラザーズのポーズボタン連打で地中めりこみなどですね。
ただ、みんなの憧れ無敵となると話は別です。
ええ、みんな色めき立ちましたね。
話の出どころはジャンプです。
そう、週刊少年ジャンプ!ファミコン神拳という付属の袋とじでそれが公開されたのでした。
学校が終わり、早速、友だちの家に集合した私は、固唾を飲んでそのコマンドの入力を見守ります。
「よしっ・・・じゃいくぞ」
「おう」
ついにゲームがスタートします。
敵の攻撃に向かって行くソルバウ(操作する機体)。
・・・・・・。
・・・・・・。
「・・・死なない」
「無敵だ!」
「すげーっ!」
みんな驚いて歓喜の声をあげました。
いや~あの時は興奮しましたね。
だけど、無敵って飽きちゃう。