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紬は、両親の言葉を聞くや、一目散に自室へと戻り、窓の外の眩しい空を見上げる。そして、目を瞑り、心の中でもう一度あの就寝の挨拶を繰り返す。
そして急いで自身のベッドへと潜り込む。呪文のようにあの言葉を心の中で繰り返していると、次第に、心が凪いでいき、紬は、いつしかふわふわとした心地よい眠りへと誘われていった。
再び紬が目を覚ました時、外は間もなく夜の帳が降りようとしていた。
それほどまでに、深く心地良い眠りにつけたことに、紬は1人安堵した。
そして、今夜も、いつも通りに過ごす事を、心の中でそっと誓ったのである。
完結しました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
こちらは、『ちょっぴり不思議体験記 〜不思議体験短編集〜』シリーズ作です。
他作品も併せてお楽しみ頂けると幸いです。