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ベツバラ!!  作者: 理想久
第一章 ようこそ異能学園へ
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ようこそ異能学園へ

忙しくしてました。こっから一週間に一回くらいを目途に投稿していきます。

 

「クソッ!なんで、なんでッこんなことに……!」


 夜の街に男が駆ける。その男は必死に何かから逃げていた。


 黒装束を纏った男の姿は夜間ということもあり見えにくい。屋根を飛びながら建物を飛び移り、夜空に自分の体を浮かび上がらせるように疾走する。


 普通の人間ならば到底視認できない速度。男を捕らえるどころか追い付けもしないであろうその速度ももってしても尚、男は捕まえられるという恐怖に怯えていた。


「クソクソクソクソクソクソッ!!」


 苛立ちながらも男は駆ける足を止められない。止めようとは思わない。思える筈もない。苛立ちよりも勝る恐怖がすぐ後ろには迫っているのだから。


 ただ一心不乱に逃げる事だけが最優先すべきことだと男は理解していたのだ。


 捕まればどうなるのか、何に自分が追われているのか。そして捕まった同胞がどうなってしまったのかを知っているが故に、男は自分のくだらない自尊心よりも自分の命を優先したのだ。


 そこに一時間前の男の面影はない。自分の思想に酔いしれていた男の笑みはとうに消え失せ、そこには必死の形相で汗を滴らせ続ける表情が張り付いている。いかにして自分が惨めに逃げおおせるのかばかりが男の脳内には浮かんでいた。


 それでも涙を流さなかったのは、男の自尊心の欠片がまだ無意識に追ってくるモノに対して反抗していたからか。或いは涙すらも流せないほどに彼は必死なのか。そしてそのどちらもか。


 やがて都市の明かりも消え始め、次第に街灯の薄い明かりだけになった。男はもうどれだけの時間逃げていたのか分からない程に疲弊している。意識と現実のずれは時間感覚だけにとどまらず、その足は鈍り、当初の修敏さはもう見る影もない。それでも後ろを振り返ることなく、男は一心不乱に足を動かし続ける。自分が逃げられたのかという興味よりも、まだ追って来ているのかもしれないという恐怖が競り勝った。


 そして――ドスン、と音がした。


 男は確かに全速だった。後ろの気配を振り切るように走った。


 にも、関わらず。


「■■■■■」


 ソレは唐突に目の前に現れた。男を追いかけていた存在の正体が、暗黒の中でたった一つ際立ってそこに居た。


 零れんばかりの恐怖の塊が形を成して、黒い異形がそこには存在していた。


「はは」


 歩みを止めた男の口からは乾いた笑いが漏れ出る。男は瞬時に理解してしまったのだ。理解したからこそ笑うしか選択できなかったのだ。


 自分はこれから殺される。


 なすすべも無く殺される。


 同胞と同じようにぐちゃぐちゃに。


 同胞と同じように飲み込まれる。


「ははは」


 そうした時、男の目じりから涙が垂れた。


 ソレは男の保っていた最後の何かが目の前の恐怖によってへし折られ、粉々になってしまった証拠だった。


 黒い肢体は闇夜に蠢きながら確かに威圧感を周囲にまき散らし、肢体の隙間に垣間見える巨大な白い無数の歯はこの世界の何もかもを食い尽くすかのように並んでいる。

 歪で、生物の特徴をごちゃまぜにしたが如き体躯。触手は辺りを探るように揺らめきながら、時折ぎらついた光沢を月明かりに反射させ見せつけている。


 それだけで、たったそれだけの視覚的な情報で、男の人間の本能を叩き折るには十分だった。


 次の瞬間男の視界は真っ暗になった。男の意識は闇よりも深い黒の中へと沈み……最後の言葉さえ紡ぐ事を許されないまま男は目を閉じた。


 最後に感じたのは温い異形の体温だった。


 ■◇■


「お、疲れ様です」


 何もかもが静まり返った夜の街。夜風が心地よくビルの隙間を抜けていく中、一人の少女が現れた。


「随、分長い逃走劇、でしたね」


 少女の年齢は多く見積もっても十五歳に届かない程だろうか。やたらと暗い雰囲気でイントネーションの狂ったような話し方は暗い夜の都市のビル屋上ということも相まって余計に不気味に見える。


「あ、あそうでしたそうでした。回収、回収」


 しかし少女についてよりも目を引くのは少女の後ろに立つ人影の方だろう。


 少女の合図とともに動き出したそれらは人間の形状をしていたものだった。それらは頭に覆面とも言えない袋のようなものを被せられている。ただこれだけなら目を引くまではいかない。


 それらは人間の形状をしていながら、人間の構造をしていなかったのだ。


「ほ、らほら、早く早く、夜が明、けますよー」


 しかし少女はそんなことは当たり前の事実なのか再びそれらに命令し屋上に転がる人間たちを持ち運ばせていく。その様子ははたから見れば異形の作業だったが夜の街でこの光景の異様さを指摘するものはいなかった。


「■■■■■■」

「も、う。何、言ってるか分か、んないですよ」

「■■ま■ん」

「だ、から何言ってるの、か分か、んないですよ」

「……」


 黒い異形には顔と呼べるものは存在していなかったが、不思議とその動作からはどうすればいいのか、という困惑が浮かんでいる事が伺えた。人間らしい、と言えば不思議だが黒い異形は人間のような動きで頭に腕のようなものを当てポリポリと頭をかくような仕草をして見せる。


「ま、だ夜とはいえも、うじき明かりも点き始、めます。そ、うすると目立つの、でさっさと帰って明日か、らの任務に備えてく、ださいねー」

「は■」


 最後に一言辛うじて人間の声の様な音が聞こえると、黒い異形は少しずつその体躯を縮めながらも再びビルの屋上を跳躍し夜の街に消えていった。姿は一瞬で見えなくなり、また空には静かな星の光だけが残る。


「さ、て私たちも、さっさと済ませて帰、りましょうね」


 一時間も経たないうちにビルの屋上には人の姿は一切見えなくなった。


 ■◇■


「ふう」


 とあるマンションの一室。そこは都市の中では平凡としか言えない設備であり、一昔前の電化製品が揃えられていた。都市の外れにマンションがあるということもあってなのか、都市の最新基準よりは二、三代の製品である。


 部屋には電化製品のほかには少し大きなソファとランプ、ベッドだけが置かれており部屋の広さにしてはかなり物が少ない。というよりそれらの家具以外は物が極端に少ない。


 クローゼットも無ければ雑貨もない。辛うじて生活している、という痕跡は存在しているがソファとランプ以外は生活に必要な最低限度の物しかその部屋にはなかった。


 これだけでこの部屋の住人はよほどのミニマリストか、この部屋に住み始めてまだ間もないことが伺える。そんなある意味では特徴的な部屋だ。


 そんな部屋で一人、浴室から湯気を纏って出てくる姿があった。


 それなりに引き締まった肉体と、それなりに整った顔立ち。年齢は高校生程だろうか、少し幼さを残した顔は実年齢よりも若いのかもしれない。青年というよりは少年というイメージに近しい感じだ。もう少し身長が低ければ中学生にも見えなくもないような雰囲気である。


 都市では学生の一人暮らしも少なくない。というよりこの都市に住まう殆どの学生は寮か一人暮らしであり、マンションに一人で少年が住んでいるというのはなんら珍しい話でもなかった。


 少年はまだ体も温かく、乾かないまま迷いもなくソファに向かうと深く腰掛け、天井を見上げると再度深くため息をついた。


「――学生、か」


 そうぽつりと呟くと、ソファの横に置いてあった携帯電話から着信コールが鳴った。狙ったようなタイミングだが少年にとってはもう慣れた事なのか滑らかな動きで体を起こし、電話を取る。


「もしもし」

「はーいっす、アラタ君。お仕事お疲れ様っす」


 電話越しに聞こえてきたのは明るい、いや明るすぎるほどの声。若々しい声だが年齢はアラタ、と呼ばれた少年よりも上だろうか。どちらかというと地声よりも高い声を意識的作っているという感じで軽い、という印象がよく似合う声だ。電話越しで容姿は見えなくても大体こんな感じだろうと予想がつくようなそんな声。


 実際それは当たっているのだが。


「ディテクター、もう零時はとっくに回ってるんですよ。日付が変わってるんです。そのテンションにはついていけませんよ」

「アラタ君、ディテクターってなんすか?」


 少々疲れというか呆れ気味に少年は男に言う。


 少年の言葉に対して本気でとぼけたような声で聴き返す電話の声。さらに少々めんどくさそうな様子で少年は答える。


「すいません、九堂さん」

「さんづけはいらないっすよ、一応後輩なんで」

「いや、こっちこそ年下なので」

「いやいやオレは後輩ですから」

「いやいやいや九堂さんのほうが年上なので」


 ありゃりゃ、と九堂が電話の向こうで小さく呟いているのが聞こえる。


「ま、アラタ君が呼びやすいのでいいっすけど。名前でちゃんと呼んでくれないと一応答えにくいんでよろしくっす!」

「すいません」

「別に謝る必要はないっすよー」


 と、軽く九堂が言って笑う。少年にしてみれば一応は尊敬する先輩にあたる九堂にこういった軽い感じで来られるのは対応に困るので大変だった。が、この親しみ深さも九堂を少年が尊敬する理由の一つである為これも難しいところだった。


「で、明日……もう今日っすけど。明日から始まる任務についてっすけど準備はできてるっすか?」

「一応、ここに住んでもう二か月になりますし慣れたつもりです」

「それは頼もしいっすね。でも頼りたいことがあったら聞いてくださいねー、学生としては先輩なんすから」


 新たに始まる任務、それが少年――八十新(やそあらた)にとって初めての長期間の任務であり、初めての学生生活になる。そのために都市に部屋を借り入学二か月前から生活を実際にしているのだ。


 そういう意味では既に学生として、他の都市ではあるが、潜入任務に就いている九堂は学生生活について質問するにはちょうど良い存在だろう。


 九堂以外の新の先輩はもっぱら潜入任務など不可能な者や、社会的な素質を持っているとは言い難い者が殆どで参考になりそうもない。新は個性的な先輩の顔を思い出しつつ苦く笑った。


「で、ボスからちゃんと聞いてるっすか?アラタ君が学園でやる事、アラタ君がこなさなきゃいけない目的について」

「もちろん大丈夫……と言いたいところですが、一つ分からない事がありまして」

「ん?なんすか」

「任務の一つに『学生としてちゃんと過ごせ』っていうのがあるんです。潜入任務である以上当然の事なのに念を押して言われたので何か別の意図があるのかな……と」


 あー、と言い暫く九堂が言うべきか言わないべきか悩んでいる様子が伝わってくる。数秒経過したのち九堂が口を開いた。


「ま、それはオレの口からはちょ~っと言えないっすね」


 と、最終的には少し笑いながら言った。


「まあただ一つ言えるなら……君はまだ若い、ボスも時間を大切にして欲しいって思ってるんすよ」


 その言葉は普段の九堂の口調とは違い、どこか彼の本心が垣間見えるような発言だった。普段の軽い、いい意味でも悪い意味でも適当な九堂の姿しか知らない新は少し驚いた。


 それもあってか、その後の「ボスもあれで結構面倒見いいっすからねー」という発言が新の耳に届くことは無く電話の向こうで消えていった。


「とにかくもう遅いんで少しでも寝たほうがいいっすよ。入学式もただでさえ早いんだから」

「……あ、はい。そうします。ありがとうございますわざわざ」

「いいんすよ、オレは先輩であり後輩なんですから。これくらいのことは別に負担でもなんでもないので。じゃ、電車の時間には気を付けて~」


 それだけ言って九堂はあっさりと電話を切った。


 この区切りの良さも九堂の魅力の一つなのだろうと思い、新が時計を見ると時刻はもうすぐ午前三時を迎えようとしていたところ。入学式は午前九時なので既に入学式まで六時間程しかない。しかもその内の一時間は移動時間で失われるのでもろもろの準備を考えれば睡眠時間に当てられる時間は四時間あるかどうかだろう。


 そう思いすぐにでもベッドで眠りにつこうと立ち上がったその時、新の脳内に先ほどの九堂の言葉が蘇る。


 ――時間を大切にして欲しい。


 やけにその言葉は新の脳内に現れ、しかし真意を新は推し量る事は出来なかった。結局新が眠りについたのはベッドに潜ってから一時間以上経過した後の事だった。


 ■◇■


 異能者。それは本来異能を用いる者の総称であったが現在では意味が異なっている。


 超常史に入り突如として全世界各地に現れた迷宮から産出される新素材や迷宮内調査を行う探索者、国家に所属しその異能を国家の武力や防衛、技術発展に利用する国家所属異能者などが現在では異能者と社会的に主に呼称されるようになった。


 そしてそんな異能者を育てる専門の教育機関こそ異能者養成学園である。


 強力な異能者の獲得は各国の使命の一つで有り、強力な異能者を養成することはそのまま国力の増加に直結する。強力な異能者は個人で優に核兵器の脅威にも勝るのだから。


 そして主に異能者養成学園には二種類存在している。


 異能特区内に存在するか、しないか。その二つだ。


 異能特別行政区、通称異能特区。世界異能機関によって認定、設置が行われる異能の発展のための特別行政区、それが異能特区。日本では現在三つ認定を受けている。


 異能特区内では外部に比べ異能の使用に対する規制が緩く、日夜異能の研究、研鑽に人々は励んでいる。


 そしてここ八十新少年が入学する学園こそ日本の三つの異能特区の一つ、森影異能特区に存在する異能者養成学園の羅盤異能者養成学園であった。


「遂に……か」


 現在新は羅盤学園の正門前に立ち、そこから見える景色を視界に納めている。


 桜が校門から入った道に真っすぐと並んでいた。正面に聳え立つ巨大な建造物は、普通の高等学校の何倍も大きい。建物だけでそれなのだから入口に立ったぐらいでは一体どれほどの敷地面積なのか想像もつかない程だ。


 実際森影異能特区の中心部のほとんどは羅盤学園の敷地であり、学生寮や各種研究室やトレーニング施設など……多種多様で数多くの施設が多く設置されている。日本のどの異能者養成学園よりも広い敷地を誇っているのがこの羅盤学園なのだ。


 新が時計を除くと、入学式まではまだ時間がある。だが既にあちらこちらから新入生と思わしき声が聞こえてきていた。楽し気な声と桜吹雪が舞う光景はいかにも学生生活が始まることを告げている。


(いつも通り、いつも通りっと)


 新は自分にそう言い聞かせ学園内へと足を進める。いつまでも校門前に一人で立ち止まっているのはさすがに不自然だ。友人と共にいるならともかく、一人で仁王立ち……というのはとても目立つ。


 新の目的は潜入任務、自分の正体が万が一にもばれてしまえば組織の迷惑になるどころか命まで危ういかもしれない。新にとって彼のボスに迷惑をかけることは絶対に避けなければいけないリストの一つだった。


 既に地図は頭に入れていたので普通に道を通り、人が流れる方向に逆らうことなく入学式会場にたどり着く。


 そこには既にかなりの数の生徒が集まっており、そこそこの賑わいを見せている。道中ゆっくりと歩いたのもあってかもうすぐ入学式の開始時刻だ。


 会場はまるでオペラホールのようになっていて、半円形に並ぶ席が何段も用意され、二階席も存在している。明らかに特別な部屋のような席もあったが、そこにはまだ誰も入っていないので大方教師や上級生の席なのだろう。


 事前の案内にもあったが学生の着席する席は自由なようで、新はひとまず壇上の見える中心の座席に座ることとした。周囲に人が多いのも新たにとっては好都合だ。なんせ自分の存在感が薄れるのだから。


 新が入場した時点でもそこそこの生徒がいたが、それでも開始時刻に近づくにつれ学生が続々と増えていく。新の想像では会場は満員にはならないだろうと思っていたが、このペースだと足りないくらいではないだろうか。


 そして、開始時刻が訪れる。


 ■◇■


 開始時刻ぴったりに正面の壇上に舞台袖から現れたのは制服を着こなした細身の男子学生だった。


「皆さんご入学おめでとうございます」


 凛とした誠実そうな声が会場にスピーカーを通して響く。この声を境に喧騒にみたされていた会場内はぴたりと静かになった。


「僕の名前は庵膳木星毅(あんぜんぎせいき)この学園の生徒会長です」


 そういって庵膳木星毅は優男然とした顔でにこりと微笑んだ。


「春も暖かく、桜が舞い散る季節になりました。

 この時期になると、不思議と自分の入学式も思い出してしまいます。その時もこんな桜が満開に咲き誇っていたことを考えると、一種の巡り合わせすら感じます。

 さて、これから君たち羅盤学園生徒には様々な試練が待ち受けている事でしょう。

 この中で自分の全力を知っているものはまだ少数、秘めた可能性の蕾が花開くもの、或いは自分の中の才能に絶望するもの、様々でしょう。

 知っての通り羅盤学園の生徒数は日本最大。この生徒数が何を意味するか分かりますか?」


 模範解答の様な挨拶も程々に、庵膳木星毅は講堂を見渡す。

 学生の殆どは真剣な顔で庵膳木星毅の次の言葉を待っていた。


「玉石混交。この羅盤学園の殆どの生徒は、たった一握りの『玉』を磨く為にこの場所で学ぶ。

 それが羅盤学園。君たちはった一握りにならなければいけない」


 その言葉と共に会場の空気が変わる。

 緊張、闘争心、様々な思いが入り混じった重々しい空気へと変貌する。

 ある者は秘めたる野心を胸に、ある者は目的の為に、ある者は本懐を遂げる為。

 講堂に集った新入生が、それぞれの思惑を抱いてこの場所に居る。


「たった一握り。君達が『玉』かどうか、それはこの学園内での日々によっていずれ分かる事です。最も、それまでに落伍する者も……中には居るかもしれませんね。

 しかし忘れないで下さい。貴方達はライバルでありながら、友であるという事を。こんな事を言うのもなんですが、全員が『玉』という事もあるかもしれませんからね。

 仲間を見つけ、共に研鑽しあう事もまた学園の意義でしょう」


 少しの冗句を交え、生徒会長庵膳木星毅は締めくくる。


「では、このあたりで言うべきことは簡単に言い終わったので最後に一言」


 新たな時代が、始まる。

 そんな予感を感じさせる。




「――ようこそ異能学園へ」


〇森影異能特区

かつてとある怪物による災害によって壊滅状態に陥った異能特区。しかしその怪物の死骸から生み出された技術によって急速に発展し現在では世界有数の異能特区であり、七大研究都市の一つとして数えられるほどの成長を遂げた。


〇羅盤学園

災害の後に設置された国立異能者養成学園。校名は羅針盤がモデル。

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