表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

いじめ①〜前編〜

今回のお話は名前以外全て実話です。

学年もそのまま小説にある通りです。


僕は6歳になった。

4月には期待に胸を膨らませて入学した。

今の僕はひたすら悲しい気持ちで胸が張り裂けそうだ。なぜなら友達の拳が目の前に迫っているから。どうしてこうなったのか。話は2ヶ月前に遡る。


ーーーーーーーー


僕には2人の友達がいる。

あきらくんとたくやくん。

幼稚園の時から2人とは、何をするのも一緒。

仲良し3人組と言ったところだ。



「いっしょにあそぼ。」

そんな3人の輪に違う幼稚園から来たけいごくんがはいってくる。「いいよ。」と言って4人で遊ぶ。


けいごくんは体格がいい。

そして運動が得意だ。

4人での遊びに外遊びが増える。

運動の苦手な僕にとってそれは苦痛以外の何者でもない。



だんだんと外遊びが苦痛になってきた頃、事件は起こる。

「けいのこと嫌い」

けいごくんがそんなことを言い始めた。


あきらくんとたくやくんは、

「いっしょに遊ぼうよ。」

とけいごくんをなだめるが、

「嫌だ。俺はあきらとたくやと3人で遊ぶ。」

と頑なに主張する。

体格のいいけいごくんを止められるものは誰もいなかった。あきらくんとたくやくんもあまり強くは言えないまま、1週間が過ぎ、僕は仲間はずれにされた。



「けいがいっしょじゃ嫌?」

あきらくんとたくやくんは、けいごくんの機嫌を見計らって問いかけるが「嫌だ」と聞く耳を持たない。


そんなやりとりが嫌になったのか、ある日僕はけいごくんに児童預かり施設の裏側に強い力で連れ込まれる。

周囲に誰もいないことを確認すると僕の腹に容赦ないストレートパンチが入る。

受け身も取れず避けることも出来なかった僕はそのまま、後ろに飛ばされてうずくまる。

(うぅ…)

「調子に乗るなよ」

その一言を残してけいごくんは去っていった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ