1/1
2
時は過ぎ平成、何事もない朝が始まる。
ご飯の支度の音
テレビのニュース
親父が新聞を読んでいる
「母さん、また東京に魔王が出現したらしいな、全くこっちはいそがしいのによー」
「お父さん仕方ないじゃあありませんか、勇者が魔王を倒すのを助けるのは国民の義務ですよ」
「わかっているんだけど、今回の勇者はどうも好きになれん、いばりくさって何もしないじゃねえか」
「そんなこと言ってたら警察に捕まりますよ」
「全く誰が作った法律なんだかねえ」
テレビでは魔王と戦っている勇者の中継が流れている
「ほらほら 早くしないとギルドに遅刻しますよ、ついでに息子を起こしてきてください」
「もうそんな時間か、わかったよ行ってくる」
と親父は二階に上がり息子を起こすためにドア越しに話しかける
「おーい 早く起きやがれ、訓練学校に遅れるぞ」
「親父よ、俺はすでに起きている」
「じゃあ 早く降りてこいよー」
足音が遠ざかっていく
「ち!二度寝しようと思ったがとんだ邪魔しやがって親父め まあいいか さて学校でもいくか」




