あなたとの出会い
※エミリィ・イース視点
私はこの場所が好き
ここから見える、青く大きい海
気持ちいい潮風
1日中ここに居てもいいくらい
私はこの場合が好き
でも一番好きな理由は
あなたと出会えたことかな
858年 エミリィ8才
【テラス港町‐お気に入りの場所】
いつものように私はここでゆっくりしていた
座りながら海を観てのんびりと
「はぁ・・・・」
眠たくなってきた
あれ?
後ろに誰か気配がしたような
「ねえ、あなたはここで何してるの?」
私が振り向くと
「何してたのか、教えてくれる?」
そこには、薄い茶色の髪で
私と同じくらいの年をした女の子がいた
いつの間にか後ろに
「えーと、ここにいるだけ」
「いるだけ?」
「うん、いるだけ」
「へえ~、なんか変だね」
彼女は笑っている
変なのかな、私・・・
「気にすることじゃないよ、悪い意味じゃないから」
まだ少し笑いながら言ってるけどね
「ねえ、あなたの名前は?」
「エミリィ」
「エミリィね、私はティア」
ティアて名前なんだ
ティアは私の隣に座った
「エミリィ、もしかしてあなたこの場所好き?」
「なんで、分かるの?」
「エミリィの顔に書いてあるから」
「そんな訳ないでしょ、もう」
その後、ティアと少しだけ話をした
「あ」
「ティア、どうしたの?」
「ごめんね、そろそろ戻らないと」
戻る?
「エミリィ、またここで会いましょう」
「いつ?」
「会える時にね。エミリィに会えて楽しかったよ」
「私も」
ティアはどこかへと戻った
今日は一人でのんびりできなかったけど
こういう日も悪くないかも