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今日から英雄?!(1)

「「突然ですが問題です」」

「「英雄って何したらなれるの」」



俺、成宮美空は幼稚園の頃から小、中学校までずっといじめられてきた。

それは、ここ春高に入っても同じものだと思っていた。

それが当然だったから。。。


「おはよっ、みーくんおきろーー」

朝、起きると布団の上に美少女がいる。


「おっ、お前誰だよーーーっ」

と叫ぶ、これが普通の反応だ。

だが、美空は違う。

冷静に自分の手で頬を掴み力一杯よりほんの少し弱いくらいで引っ張った。

そして、何事もなかったかのように布団にもぐる。

「まっまじかよ、夢じゃねーじゃねーかーーーーー」

心の中で思いっきり叫んだ。

「早く起きろっー」

そう言うと、美空の布団を無理矢理剥ぎ取った。

「早く用意しないと登校初日から遅刻になっちゃうよー」

そう言いながら美空の服をクローゼットから取り出した。

それでも美空は全く起き上がろうとしない。

美少女は美空に苛立ちを覚えた。

そして、次の瞬間美空の頭に割れるような痛みが走った。

「イテーーーーーーっ」

全く喋りも起き上がろうともしなかった美空がまるで鶏のように叫び、飛んだ。

「お前一体誰だよっ、新手の嫌がらせか何かなのかっ」

凄まじい勢いで美空は言い放った。

「ち、が、い、ま、す」

美空の反応に少し驚きつつも美少女は言った。

「私は春高1年、宮村千華ですっ」

「今日からみーくんの弟子ですっ」

等々可笑しなことを言いだしたと飽きれた目で美空は千華を見る。

「なぁ、そういう設定はいいから」

美空は突き放すように言った。

「ちがうんですー、春高は今年度から英雄制度を始めたんですー」

「何それ」

「知らないで入学したんですかー」

「悪いか、どこでも一緒なんだよ」

今度は千華が飽きれた顔をして美空の顔を見る。

「いいですか、英雄制度っていうのはですね」

「校内で自分が英雄だと思う人に弟子入りして、まぁ色々学ぶんです」

訳も分からない曖昧な説明にただ茫然としている美空がいた。。

「そういう訳で、私ここに住みますからー」

「えっ、ちょっまて」

増々訳が分からない美空は割れそうな頭を抱えた。

「あっ、もうこんな時間ですよ、みーくん行きますよーーーっ」

千華は頭を抱えている美空の口にパンを突っ込み玄関のドアを開けて駆けだした。

「本当だ、やべぇー」

ぱさぱさのパンを咥えながら千華の後を走った。

1話大分短めにしています。

久しぶりに書いてみるのもいいものですねっ


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