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サファイヤの呪縛

作者:秋穂
満月の夜の海辺で、命を救ってくれたサファイヤの瞳をした美しい青年。
彼は、普通では無かった。
金色の髪から覗くように、真っ黒な獣の耳が生えていた。

「…アナタ、人間じゃないの?」
「…わからない。俺は一体誰なんだ…?」

記憶喪失の彼を放っておけずに保護をして、彼と奇妙な共同生活を始める。


「あなたの名前は、アオね。」
「…アオ?」
「うん。その瞳の色よ。とっても綺麗。」


別に、なんだってよかった
一緒にいれるなら彼がどこの誰でもよかった
たとえ人間じゃなくたって、彼が彼であるなら、それだけでよかった



ただ、愛しただけだった
プロローグ
2011/11/01 00:00
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