表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

東京ディズニーランド的な事

作者: 高橋さくら

先日、某私鉄に乗っていたら隣りに座っていた女子高生二人組が大声でわあわあしゃべっていた。


高座渋谷という駅に電車が止まると

「渋谷でもないのに高座渋谷っておかしくなーーい?」

と、片方の子が言い出した。その問いかけにもう片方の子が答える。

「東京じゃないのに東京ディズニーランド的な事じゃね?」



的な事…ってなんだ?と心の中でツっこんでいると

「千葉ディズニーランドじゃ外人がこないか」や

「東京は日本の中心っぽいから東京ってつけときゃいいか」

まで話は広がっていった。



浅い。浅すぎる。横で聞いていた私はだんだんイライラしてきた。

「東京じゃないのに東京ディズニーランドネタ」は、もうネタとしては使い古し感満載だ。


いつだったかバカリズムがトーク番組で「もう、そろそろ酢豚のパイナップルいじめはやめませんか?」と言っていたけど「おかずに入ってる果物が許せないネタ」をさも斬新なネタのように話す人並みに浅いネタのチョイスっぷりだ。


ここではた、と我に帰った。いけない、いけない。最近の面白話ブームで「話が面白くない奴=つまんない奴」みたいな風潮なっているが、彼女達は芸人なわけじゃない。


話に面白さや斬新さは求められていない。


さらに言えば、

彼女達は・ただ・電車の中で・友達同士で・友情を深めるべく・コミュニケーションをとっている

だけなのだ。

そんな彼女達をどうして非難することができよう?


……そんなわけで、またしてもテレビに踊らされてしまった私である。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ