とある依頼
アイス日和の日が続きますね。
皆さん熱中症には、お気をつけて。
インフルや風邪の予防も忘れずに!
「★♣︎#☆*■●」
(誰?、何言ってんの?人間??私から離れろ!近づくな!ちょっ!抱き上げるなー!)
「だーう、だ、だーーうー!」
「★♣︎#♭#」
(やっぱり言葉が通じない。早くおろせ!ん?何これ?ミルク??私、そんなの飲まないし!)
「だーう!だーー!あー」
(う、この体滑舌悪すぎ、うわ!無理やり飲まそうとするな!やめ、やめろー……ん。以外と美味しい。うまうま。はっ!なくなった。…ミルク飲み終わったら眠くなって…きた…)
「☆♪♣︎★#*」
なんやかんやあったけど、気づいたら私、五歳になってました!
今は、私が捨てられた森の所有者らしいお爺さんの家に住まわせてもらってる。
名前は、拾ってくれたお爺さんに「れな」ってつけられて、拾ってくれたお爺さんは、「おじ様」とよぶように言われてる。
私、人間は、嫌いだけどおじ様は、親切にしてくれるし、何より私を拾って育ててくれた恩があるから警戒は、してない。
そして、ここは、日本と言う国らしい。小さい時に聞き取れなかった言葉は、この国の言葉で、日本語と呼ぶらしい。私、だいぶ滑舌良くなったし、日本語って言うのも覚えたんだよ!
おっと。鹿発見!
「風よ。我の手に集まり敵を斬る刃となれ!…ウィンドカッター!!」
ぃやったー!「アイテムボックス!」よいしょっと。
収納完了!今日のご飯確保完了!家に帰ろう!
「ただいまー!」
「おぉ。戻ったか。獲物は、獲れたか?」
「うん!鹿を狩ってきたよ!」
「そうか。…また魔法を使ったのか?」
「うん」
「この世界には魔法がないことを忘れるなよ?」
「うん。ごめんなさい」
「怒っている訳じゃない。それより早く手を洗ってきなさい。手を洗ったら話があるからリビングに居ってくれ。」
「わかった」
「おじ様…話って何?」
「あぁ。玲奈は、学園に通ってみたいと思うか?」
学園??って同じくらいの年の子が集まって勉強するところだよね?
「行きたくない。人間が集まっている所でしょ?それに私、おじ様に勉強教えてもらって中3?の範囲まで教えたって言ってたよね?いまさら1から勉強とかいらないと思う。」
「そうか。れなの意見を尊重したいが、どうか頼まれてくれ。」
「?何を?」
「実は私には、孫がいる。じゃが、ちょっとやっかいなやつに目をつけられて危ないんだ。そこでれなだ。れなは、この世界にはない魔法を使える。魔法がなくても前世の記憶があり、小さな頃から私の修行を行い身体能力が高いれなに私の孫の近衛を頼みたい。」
…実はおじ様は近衛騎士団、団長。及び暗殺部隊、隊長を任されているスーパー偉い人なのだ!
そんなおじ様に修行された私はもはやおじ様をも越えるスーパー強い人なのだ!!
実際に私は、次期近衛騎士団、団長。及び暗殺部隊、隊長になる事が内定している。5歳なのに。だ。
そんな私に近衛を頼みたいほど守りたい家族…か。
うらやま…いやいや。この依頼、受けるべきか受けざるべきか…うーん
「私の孫は、れなと同い年でりなと言う。来年小学生だ。れなには同じ小学生としてりなと友達になり、危険が迫ったら守ってほしいのだ。」
「…友達…ネル…」
「決めたらできるだけ早く教えてほしい。ゆっくり決めるといい。私は、晩御飯の準備をしてくる。」
「わかった。私は、1回部屋に戻る。」
どうしよう。正直学園なんて行きたくないし友達もいらないと思ってた。でもりなって子には、興味あるし、友達って聞いたら胸ら辺がモヤモヤする。りなって子に会ってみたらこのモヤモヤが何かわかるかな?
でも、沢山の人間がいる学園なんて行きたくないな。
でもでも。おじ様には、恩があるしその恩を返せるなら行ってもいいかも。うーん
よし!決めた!
物は試しだ!
「おじ様、おはようございます。昨日は、寝ちゃってごめんなさい。それと依頼の件。決めました。」
「そうか。朝ごはんを食べながられなが決めた事を聞かせてもらおう。」
「それで?どうするのだ?」
「いただきます。…私、正直学園なんて行きたくない。」
「そうか。…」
「でも!えと。りなって子に会ってみたいし、おじ様には恩があるからりなって子の近衛、してもいい。って思う…」
「本当か!それは、助かった。じゃありなの近衛。頼めるか?」
「うん!その依頼。お受けいたします!」
「入学は来年だ。それまでに必要なものを準備しておく。れなは、何もしなくていい。」
「わかった。」
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