『模様の白雨的意味』・・・『詩の群れ』から
『模様の白雨的意味』・・・『詩の群れ』から
㈠
考えるに、この白雨というものは、誰の物だと、誰が知るだろう、だろうだ。
本当に、夢うつつで、輪廻海底回転模様の、白雨的意味を、探すんだよな。
しかし、それは、神に奇跡を祈るような、つまり、敬虔的な何かさ。
㈡
誰が知ることは、誰もが知ることで、自分で天気を左右出来ない様に、転機を待つのみさ。
そうか、それはそれで、意味が表出するな、だろうだろうだ。
え?
㈢
お前も俺も、人々の中に紛れる程、クズじゃないと思っていたその自分が、誰かにとっては、クズなんだよ。
そうだな、しかし、クズも悪くない、そして寧ろ、白雨程、クズな日の俺が俺足る所以だろ。
そうさ、模様の白雨的意味は、実は、クズは人間を超越した、神の権化なんだろう、と、呟く俺がいるだろ。