決闘?
訓練場についたようだ。剣を練習している者や、魔法を撃っている者などがいる。
少し進んだところにザッカ達がいた。「お~来たな、ぼこぼこにしてやるよ」と言いながら笑っている
俺は無視して戦闘の準備をした。準備などしなくても勝てるだろうが、初めての戦闘だから一応ね。
するとエリが「ルールは特にありませんが、殺すのは禁止です。殺した場合、ギルドから除名となりますのでお気をつけてください」エリは少し心配そうだった
俺はザッカの前に立ち、かまえた。「おいおい、素手か?」馬鹿にしたように言ってきた
「お前らなど、素手で十分だ」武器持ってないし、あっても使ったら殺してしまいそうだ。
「なんだと?ぶっ殺してやる」ザッカは背中に背負っていた大剣を手に取りかまえた
「今から、ユウタさんVSザッカさんの決闘を始めます」「はじめっ!!」
エリがそういうと、すぐにザッカが大剣を俺に向けて、振り下ろしてきた。
あれ、殺すの禁止なのに殺すつもりだよな?まぁ盗賊だし、冒険者とかどうでもいいのかな?
俺はその大剣を人差し指と中指で挟むように止めた。
「なっ?!」ザッカが動揺して、バランスを崩した
俺はすぐにザッカの後ろに回った。ザッカの目には見えないだろう
ザッカの背中目がけて、むちゃくちゃ手加減した、パンチを当てた
すると、ザッカは吹っ飛んでいき、壁にめりこんで、止まった。
え?今、むちゃくちゃ手加減したよ?いやほんと
俺は驚いていたが、俺より周りのやつらのほうが驚いている
「な、なんだよ、あのパンチ」「吹っ飛んでいったぞ」と周りのやつらはざわざわしている
俺はすぐさま、そこを立ち去り、受付へと戻ってきた
「すごく、強いんですね驚きました」と驚いている表情をしているエリが言った
「まぁ、たまたまだよ」と俺はごまかした。「たまたまですか・・・」
「そうだよ」あまり、力のことは知られない方がよいだろう。国とかかわりたくないし
そのあとギルドカードをエリに貰い、ギルドから出て行った