表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
好き・苦手  作者: な吉
13・前に
44/67

2





正直、今私はいろんな人に助けられて支えられてる。



でも、大沢さんは?



今、誰が支えてあげれてる?


誰が助けてあげている?





「…大沢さん、今日…一緒に帰らない…?」



「え、いいの?」



そうだ、自分から誰かと一緒に帰ろうとか言うのは生まれて初めてだ。



同情とかじゃない。


一緒に居るだけでもいいんだ。

そしたら、辛かったら言ってもらえる。




こんなに、綺麗な人が辛そうにしてるのは見たくない。



心のそこから心底思った。




「涼華さん、ありがとう。じゃぁ今日一緒に帰りましょう」


すっごく楽しみと言って大沢さんは教室に向かって駆けていった。



うん。そうだ。



私も嬉しい。楽しみ。




少しでも、大沢さんに近づけたのかな。


少しでも支えになってあげられたらと思う。



支えてもらうだけでは駄目なんだ。




大沢さんには笑っていてほしいんだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ