表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初心者RPGオンライン  作者: C3L4
序章:オンラインゲームを始めよう
2/14

第2話 ユッキー大地に立つ!そして・・・

 某月10日22:03


 私がキャラクター選択画面で『ユッキー』を選択すると厳かなBGMと共にオープニングムービーが流れ出した。


---------------------------------------------------------------------------

 現在より1000年の昔、

 太古の神々が魔物を従える覇王に討たれ、

 世界は混乱の極致にあった。


 人々はなすすべなく覇王におそ・・・

---------------------------------------------------------------------------


 『Skip』

 こう、なんでゲームのオープニングって面倒なんだろうね。

 見なくてもゲームできるし。

 っていうか、昔話とか結局ゲームと全然関係なさそうだし。

 

 さて、ユッキーが真っ暗な場所のど真ん中に出てきました。

 その先には一筋の光のようなものが見えます。

 洞窟の中というのが一番しっくりくるかな。光は出口で。

 まずは出口を目指せって事かな。

 とりあえずは、洞窟を出て最初のNPCに会うのかな。

 行くぜ、私!頑張れ、ユッキー!!

 そして洞窟の出口に向かってダッシュだ!



 某月10日22:06


 画面の真ん中に表示されたポップアップ。


 『 セーブポイントに戻りますか?

    「はい(Y)」 「いいえ(N)」 』


 今起きた事について話そうと思う。

 ユッキーは洞窟の外、光に向かってダッシュしたんだよ。

 光にたどり着いた次の瞬間画面が正面から真下表示に切り替わったんだ。

 どんどん表示ドットが荒くなって、ユッキーの体が地面(?)ぶつかってバウンドしたんだよ!

 ユッキーのライフポイントが0になちゃった!

 私のユッキーがぁぁぁぁ!


 私がポップアップの「はい(Y)」を選択すると、ユッキーがまた真っ暗な場所に立っていた。

 ライフポイントは1になってた。

 私のユッキーが瀕死だ。とても痛々しい。というかそうしたのは私なんだろうけどさ。

 ていうか、初心者が最初の一歩で死ぬゲームってどうなのよ!!

 でも、ユッキー可愛いから許す!


 今度は慎重に出口の前に立った。

 そこからはとても遠くにある地平線が見えた。

 少し下のほうを見ると、結構離れた場所に地面が見える。

 どうやら崖みたいな場所の上のほうにユッキーは立ってるようだ。

 ・・・そりゃ、思い切り走って出たら崖から落ちて死ぬよねぇ・・・。

 崖の右手には下に降りる階段らしきもの。

 その先には町もあるようだ。

 まずはここから町に行くのが目的みたい。

 慎重に行かないとまたユッキーが崖から落ちちゃいそうだ。

 慎重に階段をクリッ・・・

 ユッキーが右を向いて階段を降りようとしたところで、また画面が真下方向に切り替わった。


 あぁぁっ!ユッキー、ごめんなさーいっ!


---------------------------------------------------------------------------

 キャラクターDATA

 名前:ユッキー   筋力:5 敏捷力:5 耐久力:3

 性別:♂      知力:1 技術力:1 魔法力:1

 Lv:1

 LP(ライフポイント):1/20



次回、『第3話 ユッキー町に行く。』です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ