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三十一から三十五
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雛罌粟が 不意のギフトか 担い合い 何かと不義の 訝しげな日
ひなげしが ふいのぎふとか にないあ(い なにかとふぎの いぶかしげなひ)
32
誰推して 悪戯なキス 頂いた 大好きならず 抱いて萎れた
だれおして いたずらなきす いただい(た だいすきならず だいてしおれた)
33
知れ不安 恋の駆け引き 仕上がるか 悪しき日怪我の 遺恨溢れし
しれふあん こいのかけひき しあがる(か あしきひけがの いこんあふれし)
34
舞い上がる 学校帰り 吉日に 千切り絵買う子 浸かるか合間
まいあがる がつこうがえり きちにち(に ちぎりえかうこ つかるかあいま)
35
遠ざかる 絵本描く地 疎い宵 倒竹火炎 吠える風音
とおざかる えほんえがくち うといよ(い とうちくかえん ほえるかざおと)




