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二十一から二十五
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難しい 多胡碑調べ 扉から 人減らし日の 古代史霞む
むずかしい たごのひしらべ とびらか(ら ひとへらしひの こだいしかすむ)
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春と闇 形見の底に 見出す明日 民にこそのみ 高身宿るは
はるとやみ かたみのそこに みだすあ(す たみにこそのみ たかみやどるは)
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不美人等 如何にも秘めた 願い乞い 金貯めヒモに 回覧し被布
ふびじんら いかにもひめた ねがいこ(い かねためひもに かいらんしひふ)
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山川や 時雨と見れば 夕べ野辺 冬晴れ見惚れ 櫛や袴や
やまかはや しくれとみれば ゆふべの(べ ふゆはれみとれ くしやはかまや)
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雪消ゆる はざみの笛に 寝耳病み 峰に閻浮の身 障る雪消ゆ
ゆききゆる はざみのふえに ねみみや(み みねにえぶのみ さはるゆききゆ)




