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9話 プールサイドで

 部活動見学の期間が終了し、皆それぞれ入部先へ入部届を出しに行っている。

 旬に話を聞いてみると、


「どこにしたんだ?」

「美術部にしたよ!やっぱり絵を描くのが好きだからさ」

「響は?」

「俺は——」


 俺は放課後職員室へ行き顧問の先生に入部届を出しに行った。


「——じゃあ、よろしくな。頑張れよ。」

「はい。お願いします。比嘉先生。」


 比嘉先生は俺が入部する顧問の先生でどこの部活かというと——

 そのとき、明るい声が職員室で響いた。


「あーっ。朝田くんやっけ。入部してくれたんだ。よろしくな!」

「あっどうもよろしくお願いします。柊先輩。」


 そう、俺は水泳部に入部することにした。海とかプールで泳ぐのが好きだし

 授業とかでも泳ぐのが得意だった。だからここに入ることにしたのだ。


「あー俺は先生に用事があって来てたんだけど...先プール行っといて。

 新入部員の歓迎会するからさ。」

「わかりました。」


(もう他の部員も入っているのか。誰なんだろうな...)


 そのまま俺は屋上のプールへと向かった。扉を開けると、先に集まっていた

 人たちの視線が俺に集まった。


「おっ!もしかして新しい部員?よろしくね〜」


 同じ部員らしき人が話しかけてきたがそれよりも先に目に入った人物がいた。

 周りよりひときわ背が高く目立っているあの人が。


「朝田も来たんだな。」

「——...もしかして佐野も水泳部に入ることにしたの?」


 まさか佐野がいるとは。予想だにしていなかった。


「まぁな。」

「佐野だったらスポーツ何でもできるしいろんな部活で活躍できるのに。

 どうして水泳を選んだの?」

「——響は泳ぐの好きだろ?」

「...え?いや、まぁそうだけど...ってか何で知って——」

「それに俺がここがいいって、思っただけだ。」


(何で俺が泳ぐの好きって知ってるんだろ。旬か先生ぐらいにしか話してない

 のに...っていうか今名前で呼ばれた?)


「そんなわけだからよろしくな。」

「——あぁ、うんよろしく。」


 そうして話をいろいろと聞く前にまた扉が開き、部長がやってきた。


「やー、遅れてしまってごめんな。そろそろ歓迎会始めよ。」


 顧問の比嘉も一緒に来た。


「じゃあ、まず顧問の比嘉先生から自己紹介どうぞ。」

「ということとで顧問の比嘉だ。しっかり大会に向けて練習して、楽しい思い出

 を皆でつくっていってほしい。先生も泳ぐの得意だからいろいろ指導できるし

 分からないことがあったら何でも聞いてほしい。これからよろしくな。」

「ありがとうございます。俺は部長の3年1組の柊麗央です。いろいろ

 分からないこととかあると思うからたくさん話しかけてな。よろしく。」


 先生と部長が先に自己紹介を済ませ、その後はまず3年や2年の先輩部員から

 自己紹介を始めていった。


「——じゃあ、そろそろ1年の皆にも自己紹介してもらおうかな。

 それじゃ朝田くんから。」


 と、いきなり振られて俺も自己紹介を始めた。


「えっと、はじめまして。1年3組の朝田響です。泳ぐことが好きで、

 たくさん練習してこの部活で頑張りたいです。よろしくおねがいします。」


 皆拍手をして次の部員へとまわっていった。佐野の番になると、彼は

 口を開き自己紹介した。


「1年3組佐野颯志です。泳ぐの得意なんでよろしくお願いします。」


 まぁ、いつも通り簡潔な挨拶だけど一通り拍手して新入部員の自己紹介は

 終わった。その後は部員同士でいろいろと話したりなど仲を深めていたのだが

 佐野は話しかけられても、曖昧な返事だったり、あまり興味なさそうだったり

 あまり反応がない。だいぶ冷たいなと思っていたが、なぜか俺の方には

 向こうから話しかけてくるのだ。


「——なぁ、朝田は海とかよく行くのか。」

「え?まぁよく行ってたな。小学生の頃とかは友達とかとしょっちゅう泳ぎに

 行ってたりとかしてたけど。」

「...そうか。」


(...そうか、って向こうから聞いておいて...)


 ある程度時間が過ぎ、部長が話を始めた。


「じゃあ、もうそろそろ終わりにしよかー。とりあえず部活の活動日はまた

 後日連絡するからー。各自解散〜。」


 そう言って皆帰り始めた。


「じゃあそろそろ帰るか。じゃあな。」

「あっ、バイバイ。」


 今日はそのまま帰宅して、一日あったことを思い浮かべながらまた過ごした

 のであった。

クールメモ

 旬は美術部に入りました。ちなみに中学の頃も美術部に入っていたらしく、高校では何かしら別のことに

チャレンジしてみたいと思っていましたが、やっぱり絵を描くことが好きなようで美術部を選んだらしい。

小学校の頃からよくコンクールに作品を応募しては賞をたくさんとってきたみたいで、中学校でも美術部の

活動でコンクールの最優秀を毎年とりつくしていたりと、界隈で「絵画コンクールの覇者」とまで異名をつけられているほどだとか。

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