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3話 新入生代表の名は

 旬とあれこれと話をしていたら

 高校の正門へ着いた。

 あたりには新入生であろう生徒や保護者で

 ごった返していた。

 そんな中、旬が何かを見つけて指をさす。


「あーっ!見てみて、あれクラス分け

 載ってるじゃん!見に行こーよ!」


 言われたとおり見ると正面玄関のあたりに

 人だかりができていてクラス分けの名簿が

 載っているであろう紙が見える。

 人ごみをかき分けて前に進んでいく。


(えーっと、朝田、朝田、朝田...っと)


 自分の名前を探していると見つけるより先に


「あ!あった!3組だ!しかも響もいっしょじゃん!」


 旬が先に見つけたようでその知らせで

 俺も名前を見つけた。


「うわぁまた同じクラスかよー。

 中学だって散々同じだったってのに。」

「うわぁはないでしょー。」


 と、冗談を言いつつもやはりクラスに

 知り合いがいるのは心強い。

 二人で笑いながらしばらくして入学式の会場、

 体育館へと向かった。

 指定された席に座り、しばらく待っていると

 入学式が始まった。

 

「——以上を持ちまして校長挨拶とします。」

「起立。礼。着席。」


 プログラムは着実に進み、しばらく退屈そうに

 待っていた。あの人が壇上に上がるまでは。


「続きまして新入生代表挨拶。1年3組 佐野颯志(さのそうし)。」

「はい。」


 ——どこかで聞いたことがあるような。

 低く沈んだ声が体育館に響き渡った。

 

(新入生代表ってどんな人なんだ?

 しかも、うちのクラスだし——)


 そんな考えを巡らすよりも先に壇上に上がる生徒に

 目がいったときには誰だか分かった。

 ——あの人は、間違いなく今朝助けてくれた

 彼だと。

クールメモ

佐野 颯志/さの そうし

身長:181cm

体重:75kg

誕生日:2月14日

血液型:A型

星座:みずがめ座

好きなもの:寝ること・スポーツ・コーヒー・うさぎ・映画

嫌いなもの:甘いもの・トマト・いぬ




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